今回も、みんなの思いがつまった新聞が集まりました。取材や調べたことをもとに書かれた記事は読みごたえがあり、その新聞らしさにつながっていると感じます。
1席の樋脇〔ひわき〕中「百花精励〔せいれい〕」は、編集〔へんしゅう〕の方針〔ほうしん〕がはっきりしていて、全体にまとまりがあります。見出しや写真の使い方もうまく、読者に分かりやすく伝えています。家庭学習の時間を調べた記事のように、学校生活をよりよくしようという気持ちが伝わる紙面になっています。
2席の福平中「福風新聞」は、紙面のつくり方などを工夫〔くふう〕し、学校生活の様子を生き生きと紹介〔しょうかい〕しています。生徒へのインタビューや写真を多く取り入れ、友だちの思いやがんばりが伝わる新聞です。
3席の宝島学園「メイメイ」は、学校や地域〔ちいき〕の話題を取り上げて、記事の文章をていねいに書いています。全員で作る新聞が、学校と地域をつなぐ大切な役割〔やくわり〕をはたしていることが伝わる新聞です。
どの新聞も、仲間どうしでたくさん話し合いながらつくっている姿〔すがた〕を想像〔そうぞう〕することができます。これからも、「どんな新聞にしたいか、どのような工夫が必要か」を考え、みんなで意見を出し合いながら、自分たちらしい新聞をつくってほしいと思います。
今年も記事の質〔しつ〕が高く、個性〔こせい〕豊〔ゆた〕かで素晴〔すば〕らしい作品がそろいました。
1席の甲南〔こうなん〕高校「甲南髙校新聞」は、新聞の歴史や戦争と平和を多角的に比較〔ひかく〕・分析〔ぶんせき〕し、記事にまとめ上げていく力が見事で、強く印象に残りました。ほかにも英語記事や号外など多彩〔たさい〕な工夫〔くふう〕が光りました。
2席の松陽高校「松陽スピリット」は校内外の話題を幅〔はば〕広〔ひろ〕く扱〔あつか〕い、コラムや4こま漫画〔まんが〕などで紙面がにぎやかに構成〔こうせい〕されていて、読む人を飽〔あ〕きさせない完成度の高い作品でした。
3席の大島高校「大高ジャーナル」は、日本や世界の課題を地元と関連させ、読む人を考えさせる記事が印象的でした。記者の熱意と深い問題意識〔いしき〕、取材の苦労が強く伝わってきました。
新聞づくりは自由であり、どんな記事をどう配置し、見出しや写真で、どのように伝えるか創造〔そうぞう〕する表現〔ひょうげん〕です。読む人の興味〔きょうみ〕関心や書く人が伝えたいことを考え、正確〔せいかく〕な情報〔じょうほう〕を基〔もと〕に、ていねいな取材で作りあげる「芸術〔げいじゅつ〕作品」です。特に高校生は、社会の話題を高校生ならではの独自〔どくじ〕の視点〔してん〕でとらえ、読む人を深く考えさせる機会になる新聞を目指してほしいと思います。
これからも、読む人と書く人が共に成長できる新聞が皆〔みな〕さんの手で生み出されることを期待しています。