田中 わざわざ遠いところをありがとうございます。 ——この“計画”は3月に公開される映画『ソローキンの見た桜』(http://sorokin-movie.com/)に端を発するそうですね。 田中 はい。日露戦争時、捕虜になったロシア人の収容所が設営され、亡くなったロシア人兵士の墓地が整備されたのがここ松山。映画は、この町を舞台にした日本人とロシア人の知られざる歴史を基にした物語です。 ——原作は田中さんがお書きになったものだとか。 田中 もともとはラジオドラマとして日露戦争100年にあたる2004年に制作したんです。負傷した捕虜のソローキン少尉と一人の日本人看護婦による「日露戦争時代のロミオとジュリエット」ですね。これを現代の視点を交えながら描いたもので、第一回日本放送文化大賞のグランプリをいただきました。 ©2019「ソローキンの見た桜」製作委員会 ——ラジオドラマ版は捕虜が松山に入港す

