この寄稿記事では、株式会社キトヒトデザインでユーザビリティ、UI/UXデザインなどを手がけている萩本さんがご自身で体験したデザインのお話を不定期更新でお届けします。「人間工学」がテーマだった前回に引き続き、今回は「工業デザイン」にフォーカスをあてたお話です。今回は第2回目です。シリーズ全編はこちら 前回の記事から、時代は一気に飛んで1980年代後半、私は工業デザインを学ぶ大学生となりました。 工業デザインという選択肢 私の通った高校では、大学受験に向けて高2から文系理系別のクラス分けになるので、高1の時にどちらかを選択する必要がありました。 もともと絵を描くことは好きで美術の成績はよかったのですが、美大目指して本格的にトレーニングを積んでいる人たちと競えるレベルだとは思っていませんでした。気質的にはやや理系的だと思うのですが、化学は得意でも物理は苦手でしたし、社会は苦手でも日本史だけは好き

