高校生の女の子Aから「お父さんが(入管の)部屋から出てこない。捕まるかもしれない」と泣きながら電話があった。かなり興奮してる状態で、突然の出来事に私も混乱した。 Aは幼少の時に日本へ来ていて、日本の文化しかわからない。母国語はまあまあ喋れても、読み書きはできない。日本が大好きで、優しい先生や同級生に囲まれている。日本で生きていくことしか考えておらず、ビザが出る日を今か今かと待ちわびていた。 家族は東京入管に呼ばれた。この時は難民申請の結果だけだと思っていたので、さほど心配していたわけではなかった。私自身も忙しかったので付き添うことはできなかった。 急遽、母親と子供たちにビザが出た。しかしお父さんだけ部屋に残され、家族は部屋の外に出されてしまった。 これは収容だと気づき、家族は泣きながらお父さんを出してほしいと職員に訴え、何時間も父親が出てくるのを待った。この日、ついには出てくることはなかっ

