脱構築研究会主催・ハイデガー研究会共催/デリダ『ハイデガー 存在の問いと歴史』(白水社、2020年)合評会
『有限責任会社』(高橋他訳、法政大学出版局)を読んだ感想をノートに書き留めておきます。この本はデリダ‐サール論争におけるデリダ側の論考を収めたものです。 この翻訳書の「起源」を特定することはいささか困難で、底本はフランスの出版社GaliléeからのLimited Inc.ですが、そもそもこの本自体が英語交じりの破格なものであり、単純に「フランス語の書物を日本語に訳した」と言うことができません。加えてデリダ‐サール論争はもっぱら英語で繰り広げられており、さらにLimited Inc.は英語版(Northwestern University Press)の方がフランス語版よりも先に出版されています(前者は1988年、後者は1990年出版)。というわけで訳者たちは、英語版を参考にしつつ、フランス語版を日本語へ翻訳するという作業に取り組むわけです。ここでデリダが翻訳に関して独特な見解をもっていたこ
1991年生まれ。ゼロ年代以降の多様化した批評/創作活動にコミットする。 青土社『ユリイカ』やくしまるえつこ特集、ジョン・ケージ特集などに評論を寄稿。 Twitter ID: @sensualempire ブログ: 「仲山ひふみの日記」http://d.hatena.ne.jp/sensualempire/ 実際、デリダの文体は詩的な凝集感よりは、散文的(=小説的)な拡散感を強く感じさせます。小説を読むようにデリダを読むこともおそらく十分に可能でしょう。そんなわけで、デリダ的テクストの快楽に入門するための6冊を紹介します。 読みづらさの果てのどんでん返しを求めて 著者 ジャック デリダ 出版日 2013-12-24 1967年に原著が刊行されたこの論文集は、デリダの初期の仕事を幅広くまとめたもので、彼の哲学の根幹にかかわるキーワード群(エクリチュール、差異、痕跡など)がすでにはっきりと姿を
¥¥2,2002,200 () 選択したオプションを含めます。 最初の月の支払いと選択されたオプションが含まれています。 詳細
哲学者ジャック・デリダの全貌をとらえた、初めてにして決定版の伝記! 家族や友人ら関係者たちへのインタビュー、手書き書簡、未公開写真……膨大な資料とともに彼の生涯と思想をリーダブルに物語る。
『歓待について』 問い:歓待とは、本来自己が他者を無条件に受け入れることである。だが他方では、難民や移民を受け入れるにあたっては、さまざまな「条件」が付けられている。そして移民や難民に対する「アレルギー」反応が出た時代においては、「不法移民」を庇護することも「不法」であると言われたこともある。90年代のヨーロッパがそうだった。現代も状況が改善していないとしたら、どうすればよいのだろうか。「歓待」という「出来事」を起こすことはどのように可能なのだろうか。 ・ cf. hospitality : hospitality : hotel, hospice, hospital..「他者や異邦人、旅人を無条件に受け入れること。しかし語源的にはhostis(⇒hostility)、つまり敵という意味も含む。 可能な回答: 1)フランスの「寛容」の伝統。フランスという国家のアイデンティティを前提とした上
¥¥11,26011,260 () 選択したオプションを含めます。 最初の月の支払いと選択されたオプションが含まれています。 詳細
紹介 『グラマトロジーについて』『エクリチュールと差異』『哲学の余白』と並ぶデリダの初期代表作、待望の全訳! 〈書物〉の円環を破砕する「書物外」、ロゴスの真理を転覆させるパルマコン(薬/毒)としてのエクリチュール論「プラトンのパルマケイアー」、マラルメの詩学に形而上学の脱構築を見出す「二重の会」、ソレルスのテクスト機械に接ぎ木する「散種」の四篇が織りなす、書物ならざる書物の到来。 目次 書物外 序文 プラトンのパルマケイアー Ⅰ 1.パルマケイア 2.ロゴスの父 3.息子たちの書き込み──テウト、ヘルメス、トート、ナブー、ネボ 4.薬物=魔法の薬(パルマコン) 5.呪術師(パルマケウス) Ⅱ 6.犯罪者=人身御供(パルマコス) 7.成分──白粉、幻影(ファンタスム)、祝祭 8.パルマコンの遺産相続──家族の光景 9.戯れ──パルマコンから文字へ、そして失明から代補へ 二重の会 Ⅰ Ⅱ 散
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く