ここ半年の間に、PEPやPrEPに対する関心が高まっているようで私の元にも多くの問い合わせがきます。おそらくこの最大の理由は、この「GINAと共に」の2015年11月号「HIV治療の転換~直ちに投薬、PEP、PrEP~後編」でこれらのことを紹介したからだと思いますがそれだけではありません。なぜなら、私が院長をつとめる(医)太融寺町谷口医院(以下「谷口医院」)の英語サイトから問い合わせてくる外国人も増えているからです。(ほとんどの外国人は日本語で「GINAと共に」を読むことはできません) 話を進める前にPEPとPrEPについてごく簡単に振り返っておきましょう。PEP(Post-Exposure Prophylaxis)は日本語では「曝露後予防」と呼ばれています。HIVが体内に入ってから72時間に薬を飲めば感染が成立しなくなるという治療法で、原則1ヶ月の内服を続けます。PrEP(Pre-Exp

