都会のたぬきは、人間がいる場所や時間帯では排せつを我慢しているかもしれない──東京農工大学は1月9日、こんな可能性を示唆する調査結果を発表した。同大によれば「都市において、野生動物の匂いによる個体間コミュニケーションがどのように維持されているのか理解する上で重要な一歩」という。 たぬきは一般的に、複数匹が同じ場所(共同トイレ)で排せつする習性を持つ。また食事の際には、周囲からの見通しが悪い場所を選んだり、夜間に行動したりと人間を避けるような振る舞いを見せる。今回の調査では、人間の活動がたぬきの排せつ時間に与える影響を、共同トイレへの訪問パターンを調べることで検証した。 検証は国際基督教大学キャンパス、東京都立農業高等学校神代農場、東京農工大学府中キャンパスの3カ所で実施した。計8カ所の共同トイレを、2018年~19年の2年間にわたって観察。共同トイレへの訪問を計3259回記録した。 結果、

