春の行楽シーズンを控え、ビデオカメラ売り場が盛況だ。昨年からのハイビジョン化は一層進行し、各社がハイビジョンビデオカメラ(以下HDカメラ)を投入した今、もはや「ハイビジョン」であることは珍しくなくなってきた。 デジタルメディア評論家の麻倉怜士氏に、AV業界の最新情報や、独自の分析、インプレッションなどを聞き出す月イチ連載「麻倉怜士の『デジタル閻魔帳』」。今回はハイビジョンビデオカメラの今年の傾向について語ってもらった。 ――まずはビデオカメラ市場全体の現在の状況を教えてください 麻倉氏: 春のイベントシーズンを迎え、各社がHDカメラを積極的にリリースしています。ハイビジョン化は以前から見られる傾向ですが、それに拍車がかかっている状況ですね。各社製品や市場を眺めてみると、3つのトレンドが浮かび上がります。 ひとつは全社が1920×1080ピクセルのフルHD化を完了したことです。昨年までは水平

