クアドラプルプレーを目指す米AT&T(2)〜「買収」という選択は正しいか (新保 豊=日本総合研究所 研究事業本部 主席研究員、通信メディア・ハイテク戦略クラスター長) 大型買収は時の政権の顔ぶれに左右される ただ、この買収が成立するかどうかは予断を許さない。FCC(連邦通信委員会)がどのような裁定を下すかにかかっているからだ。FCCのマーティン委員長は、2006年3月6日に次のような声明を出している(関連情報)。 「私は、申請がなされた時点で、FCCの同僚たちとともに、その申請書を早急に精査することを心待ちにしています。FCCの主要な責務は、提案された取引が消費者の利益にかなっているかどうかを判断することです。私たちは、提供された情報を慎重に評価検討し、個々の市場において具体的な害悪が起こらないかどうか、新たなサービスの提供によって潜在的な便益がもたらされるかどうか、検討するつも

