デジタルカメラ市場が空前の活況に沸いている。平成19年度のデジカメ大手8社の世界出荷計画は前年度比2割増の9440万台超となり、大台の1億台が目前だ。強気の計画の背景には収益性の高いデジタル一眼レフの好調や高機能商品の充実などがあるが、日本など先進国を中心にコンパクト型市場の成熟化が進んでおり、供給過剰を懸念する声もある。(田端素央) ■一眼で稼げ 「前期は一眼レフの新製品が総じて好調だった」(寺東一郎副社長)というニコン。昨年末に投入した「D40」は当初の実勢価格が6万円という手軽さもあり初心者の取り込みに成功した。この市場では「イオスKissデジタル」シリーズを持つキヤノンも強く、市場シェアの8割を占める「2強」の盤石ぶりが際立っている。 デジタル一眼レフは利益率がコンパクト型の2倍以上とされ、交換レンズの販売も見込める“うまみ”がある。昨年はソニー、松下電器産業という電機メーカーも参

