『砂の器』(1974年)、『八甲田山』(1977年)に続く、橋本プロダクション制作作品[4]。原作・脚本・監督は、同社代表の橋本忍が務めた[1]。 主要登場人物の3名(ヒロインの道子、みつ、淀君)については、俳優経験を問わない一般オーディションが行われた[5]。その結果、応募者1,627人の中から道子役に南條玲子が選ばれ[6]、女優としての本格的デビューを果たした[2]。南條は主役に決定した直後の1980年10月から宇佐美彰朗による徹底したランニング指導を受け、琵琶湖での撮影が終了(1982年2月)するまでの走行距離は、合計4,500キロメートルに及んだ[7]。 愛犬を殺された女性の復讐劇を軸に、現代から戦国時代そして宇宙へと舞台が展開していく[1]。難解な内容が災いして観客動員は伸びず、早々に公開が打ち切られた。公開が短期間に終わり、その後もしばらくは映像ソフト化もされなかったため、幻の

