大切なことをこれまで書いていなかった事を思い出した。と学会のことである。 正直にぶちまけてしまうが、僕は会長になんかなりたくなかった。最初に会を発足すとの話し合いの日に、「じゃあ、山本さん会長ね」と強引に押しつけられただけである。゛ 最初のころは抜群に面白かった。向かうところ敵なしという感じで、いくらでも楽しい文章を書きまくった。 それに影がさしたのは唐沢俊一氏の無断盗用事件である。唐沢氏が書いた文章が他の人の文章とまったく同じであることが発覚したのだ。 最初のうち、僕は唐沢氏に好意的であった。唐沢氏はたくさんの文章を書きまくっている人だ。たぶん原稿を書いているうち、自分が書いた原稿を忘れてしまい、他の人が書いた原稿とごっちゃになってしまったのだろう。 だけど、こんな事件をと学会の会長として見過ごすわけにいかない。僕は会長としての権限を初めて行使して、唐沢氏のと学会員としての活動を一年間休
早川書房note上で大反響を呼んだ『ピュア』の書籍刊行を記念して、著者・小野美由紀さんへのインタビューを掲載します。「女性が男性を食べないと妊娠できない」小説はいかにして生まれたのか? 性と生の在り方を大きく問い直されている、現代に向けた言葉が語られます。 (聞き手・構成:SFマガジン編集部・溝口力丸) 小野美由紀『ピュア』 4月16日(木)発売 (電子版同時配信、予約受付中) ■小野美由紀(おの・みゆき) 1985年生まれ。慶応義塾大学フランス文学専攻卒。2015年2月、デビュー作エッセイ集『傷口から人生。』(幻冬舎)を刊行。他に、絵本『ひかりのりゅう』(絵本塾出版)、旅行エッセイ『人生に疲れたらスペイン巡礼』 (光文社新書)、小説『メゾン刻の湯』(ポプラ社)などがある。 ■「女が男を食べる」小説の誕生──『ピュア』刊行までの経緯を教えてください。 小野 表題作「ピュア」は昨年の冬、SF
なにやらまたエリート!で描いた爆薬の話が 盛り上がってるとかで 記事を書いた方の疑問にお答えしようと思います。 http://mitok.info/?p=86973 ちなみに以前もこちらのサイトで紹介されていたお話ですね。 http://blog.livedoor.jp/route408/archives/51807587.html この作品には警察関係のことに詳しい、 「相棒」などの脚本を手がける徳永富彦さんに 監修をお願いしておりました。 ですが、あくまで警察関係の監修で さすがに犯人のトリックは自分で考えております。 この化合物についても 必死に勉強しました。 参考にした本はこちらです。 エネルギー物質ハンドブック http://amzn.asia/6u2fvBv この時、いろいろと火薬や爆薬、化合物などの 本を買い漁って読んだのですが これが一番参考になりました。 この本にはオクタ
最近SFを読み始めたのだけれど、SF面白いね。なので、お詳しい方々、おすすめ教えてください。特に、意識とはなんぞや、とか、知性とはなんぞや、とか哲学的なテーマに踏み込めている作品を知りたい。作品自体が壮大な思考実験になっているような。最近読んだやつの個人的な評価を一応下に載せておきます ◆めちゃくちゃ面白かった グレッグ・イーガン「ディアスポラ」 グレッグ・イーガン「順列都市」 テッド・チャン「あなたの人生の物語」 ジョージ・オーウェル「1984年」 スタニスラフ・レム「ソラリス」 ◆面白かった 伊藤計劃「虐殺器官」 アーサー・C・クラーク「2001年宇宙の旅」 レイ・ブラッドベリ「火星年代記」 ◆まあまあ ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」 アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」 伊藤計劃「ハーモニー」 ◆自分には合わなかった アルフレッド・ベスター「虎よ、虎よ!」 マイケルコー
今更ながらガルパン見に行くことにした。 「せっかく観るなら」と思い、立川の爆音上映に。 劇場に入ると、ロウソクのようなランプが幻想的で綺麗だった。何の意味があるのかはわからなかったけど。 ようやく始まったと思ったら突然「ズドン!」という音が体に刺さった。戦車が走るたび、弾を撃つたびに重低音が体に響いてきて、「これが爆音上映か。凄いな。」とどんどん映画に引き込まれていった。 戦車がドカンドカンやって、ブオンブオン走って、音がすごくて、凄いなと思った。 テレビで見たことある人たちがいっぱい出てきて、「この人たちは知ってる」と思った。テレビで見たことない人たちが出てきて、「この人たちは知らない」と思った。 戦車が街を走ってて、主人公が逃げてて、大砲がドカンドカンなってて、戦車がいっぱい街を走ってて、すごいと思った。 戦車は街を走ってたんだけど、海を走ってて、車がすごい弾をうって、建物がすごい
インターステラーは現代の技術で作った2001年宇宙の旅である この映画を見て最初に感じたのは現代に蘇った「2001年宇宙の旅」だった。 監督のクリストファー・ノーランはおそらくスタンリー・キューブリックの名作「2001年宇宙の旅」を自分の力で現代に復活させたかったのだと感じた。 人類が次のステージへと進化するためのステップがテーマになっているだけでなく、2001年では「HAL」という人工知能を持ったコンピューターが大きな役割を果たしたが、今作の「インターステラー」においても、もう一つのモチーフである「モノリス」を想起させるような外観を持った人工知能搭載のロボットが活躍する。 両作とも人間の更なる進化への手助けを人工知能が担っている。(HAL9000は反乱を起こしたけどね) 更にいうなら5次元空間においての印象に残るあのシーンは、2001年の白い部屋でのシーンを彷彿とさせるわけで、明らかにノ
監督 クリストファー・ノーラン 脚本 クリストファー・ノーラン ジョナサン・ノーラン 登場人物 クーパー(マシュー・マコノヒー) マーフィー(ジェシカ・チャステイン) ブランド教授(マイケル・ケイン) アメリア・ブランド(アン・ハサウェイ) ロミリー(デヴィッド・ジャーシー) ドイル(ウェス・ベントリー) マン博士(マット・デイモン) あらすじ 近未来、地球規模の環境変化によって人類は滅亡の危機に瀕していた。そこで、人類が生存できる新たな惑星を探そうとするミッションに元NASAパイロットのクーパーが抜擢される。1男1女の父親でもあるクーパーは、地球に残さなければならない家族か人類滅亡の回避かの二者択一を迫られる。悩んだ末、クーパーは宇宙船に乗る決意をする。 各方面(おもにネット)から絶賛の声が多かった『インターステラー』。SF超大作ということで映画館でやってるうちに行かないとなと思ってたの
忘れかけていた「あの気持ち」を思い出させてくれる映画だった。 『インターステラー』はあまり難しく考えずに、童心に帰って観ることができる映画だ。クリストファー・ノーラン監督の作品にしては珍しい。エンディング・クレジットが終わり、劇場が明るくなったとき、私はため息をついた。「そうだ、SFってこういうものだった」と。 映画『インターステラー』最新予告編 - YouTube 「インターステラー」オリジナル・サウンドトラック アーティスト: ハンス・ジマー 出版社/メーカー: SMJ 発売日: 2014/12/10 メディア: CD この商品を含むブログ (3件) を見る ※ネタバレだらけです。 ※未見の人は今すぐ「戻る」ボタンをクリック! 1.ノーランにしてはやさしい映画 中学生のころ、映画好きの友人が言っていた。 「ジョージ・ルーカスとスティーヴン・スピルバーグは、どちらも映像の魔術師だ。ルーカ
多くのSF作品が存在する21世紀の現在では、様々な作品で様々なワープ方式が採用されている。「光速より早く移動する方法(超光速航法 = FTL/Faster Than Light 航法)」と「空間的距離を無視して途中の空間に存在する事無く移動する方法(瞬間移動(テレポーテーション))」は原理が異なるが、作品によってはどちらも「ワープ」という用語で表されている(作品によってはワープと同じ技術を「ワープ」以外の言葉で表す作品もある)。 大別するとワープの方式は下記の2種に分類される(詳細は#フィクションにおけるワープの分類を参照)。 超空間等を通過することで離れた2点間を短時間で移動する。 光速を超えたスピードで直線移動することで離れた場所に短時間で移動する。 現実の日常生活において、地図に載っていない秘密の抜け道を通って早く目的地に着いたことを「ワープしてきた」という台詞で表現した場合は上記1
そろそろ全国のSF研に新入生が入るころだろうし、思い出話として語ってもいいかなと思ってこのエントリを書いた。 そもそものはじまりとして、高校3年の春休みにスタージョンの「海を失った男」を読んでSFの凄さに感銘を受け、そこからSF棚に平積みされていた伊藤計劃、円城塔、飛浩隆といった面々を消化し、いつの間にやらSF研のドアを叩いていたという、そういう人間である。 なお、見事に青背ばかりが並ぶわけだが、実は20世紀SFをオススメされたり、SFマガジン2000年2月号をオススメされたりすることも当然あった、と書いておく。ただ、残念なことに、アンソロはSF入門に極めて便利な一方で、僕自身がオススメされた時の記憶があまり残っていないので今回は避けることにした。 ※追記 これだけは書いておかなければ誤解を生むと思いましたので書きます。今の京大SF研と違って教養主義的である、というコメントがありましたが、
発端は日本SF大賞特別賞受賞者の大森望氏が入会を拒否されたこと 大森望@第34回日本SF大賞特別賞@nzmすでにいろいろツイートされてますが、大森望の日本SF作家クラブ入会推薦は、定期総会出席者(委任状含む)の3分の1以上が反対票を投じたとかで否決されました。ある意味、歴史的事件の当事者wになったわけですが、だからどうということもなく、持ちネタが1コ増えたくらいの感じで。 2014/04/26 04:36:39 大森望@第34回日本SF大賞特別賞@nzm日本SF作家クラブに含むところはなく、立派なトロフィーをいただいて感謝してます。この件に怒ったりdisったり悲憤慷慨したりしている人も、どうかお気遣いなく。要するに、いままでどおりです。ブラックジャックだかダースベイダーだかダークナイト的な何か。お、けっこういいかもw 2014/04/26 04:38:28 大森望@第34回日本SF大賞特別
私は日本SF作家クラブ第16代会長になった際、クラブがどのように運営されているのかを、ある程度深くまで知ることができた。今回はなぜクラブの運営がうまくいかなくなってしまったのかについて私見を述べてみたいと思う。ただしクラブの内部事情を節操なく公開することはしない。一般的な常識の範囲内で書くつもりだが、一部では踏み込んだ部分もある。それは、いままでクラブの内部事情がほとんど外部には明らかにされておらず、それがかえって無意味な憶測や疑心暗鬼を呼ぶことが多かったように思えるからだ。一端を明らかにすることでSFコミュニティを風通しのよいものにしたい。そのような気持ちで書いてみる。 私は1998年に『BRAIN VALLEY』で日本SF大賞をいただいたので、その縁で日本SF作家クラブに入会した。日本SF大賞を受賞すると無推薦でクラブの総会に諮られる権利が与えられる。入るか入らないかは受賞者次第であ
インターネットでしばしば見るエラー番号には、それぞれに意味がある。たとえば、いちばんよく出る「エラー404」は、サーバーの上に指定のページが存在しない、すなわち「見つかりません」という意味だ。 では、「エラー451」の意味はなんだろう? これはネット検閲を強化しようとする動きを明らかにするために、XML規格の起草者の一人でいまはGoogle社の一員であるティム・ブレイ氏が、2012年5月にウェブの管理機関であるInternet Engineering Task Force(IETF)に提出した、「Unavailable For Legal Reasons(法的な理由でアクセス不可)」を意味する新規のエラー番号だ。 2012年6月、イギリス政府が有名なThe Pirate Bay(TPC)というP2Pダウンロードサイトを封鎖したとき、そのサイトにアクセスしようとした者に対して表示されたエラー
hatena内でオススメのSFをリストアップするのが流行だ。 ホコリの被った旧作(「古典」ではない)ばかり挙げられていて本当に辟易する。 SFはアイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダーが重要なのであって、 今さらヴェルヌやウェルズを読んだところで、価値はない(ギブスンやディックも同様)。 そしてこういう「オススメSF」の話題になると必ず出てくるので『夏への扉』を薦めてくるやつだ。 はっきり言えるが『夏への扉』を薦めるやつは見る目がなく、センスに欠けていて、信用できないってことだ。 私もその手合いに騙されて、貴重な時間を無駄にしてしまった。 『夏への扉』は読まなくて結構。今からその理由を端的に3つ述べる。 『夏への扉』は決して猫小説ではない。『夏への扉』は猫好きなら読んでおくべき、みたいな薦め方もされる。 読んでみて驚いたのだが、これはまったくもって猫小説ではない。 なぜなら猫はストーリーの
有名な古典SFのタイトルで、聞いたことはあっても、実際に読んだことはないって人のために。10年以上前に読んだ切りなので細部はごめん。 一応ネタバレ。 舞台は未来。 放射能がアレして地球には生物が住みづらくなっている。人類は火星を開拓中。 この時代、生き物を飼育することがステータスであり、社会人の義務であるという風潮がある。しかし、生き物は馬鹿高い高級嗜好品でもあり、簡単には手に入らない。 ・ 主人公は飼っていた羊を死なせてしまったが、近所にごまかすために羊型のロボットを世話している。ところがこいつも調子が悪い。見る人が注意して観察すれば本物ではないことがわかってしまう。これは恥であり、避けたい。誰かが気づく前に新しい生き物を飼いたい。気にしすぎて夢にまで羊のロボットが出てくる。 これが『電気羊の夢』。 さて、主人公は保安官というか賞金稼ぎを仕事にしている。犯罪者を捕まえるのではない。対象は
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