「菅は今、“涅槃” に入ってるんですよ。わかりますでしょ?」 1月4日の昼下がり、私(及川健二)は東京・多摩地域にある「エコカンハウス」と呼ばれる菅直人元首相(79)の自宅を訪れた。応対した伸子夫人(80)はそう言うと、居間に通してくれた。 小笠原諸島にルーツを持つという黒猫と、トラ猫というほどには毛色が濃くない猫が迎えた。私は正月のお祝いも兼ねて、先の大戦で爆心地から700m地点にあった長崎医科大学付属医院で被爆した永井隆医師の書のレプリカをプレゼントした。 石破茂前首相が、2025年の長崎でおこなわれた平和祈念式典で引用したことでも知られている。伸子さんは、永井医師が自ら被爆者でありながら、医療に献身したことをご存じだった。 20年近く菅氏と交流がある私はこの日、尋ねたいことがあった。最近、永田町界隈で「菅さんが認知症である」という噂が広まっているのだ。菅氏とは、2023年12月におこ

