んoonは不思議なバンドである。ヴォーカル、ベース、キーボード、ハープという4人編成。ハーピストを擁するというのがユニークだし、メンバー幾人は結成以前にノイズをやっていたという背景もおもしろい。いったいどんな前衛的なサウンドを鳴らしているのかと思いきや、そんな彼らから出てくる音楽は、ハイエイタス・カイヨーテやムーンチャイルドといった新世代ソウルバンドにも近い、洒脱なポップソングという一面も持っている。とはいえ、複雑なビート感覚や緻密に構築されたアンサンブルは、「ポップス」や「R&B」と言い切られることを拒否しているようでもある。いずれにせよ、彼らから醸し出されている不可解な歪さこそが、インディーシーンのアーティストたちからも支持を受けている理由のひとつであることは間違いない。 んoonが3作目となるEP『Jargon』をリリース。ラッパーのvalkneeをフィーチャーした「Lobby」を筆

