連載308回からHPC向けのGPGPUについて説明してきたが、今回はそのまとめとして、現状で判明している問題と、各社の将来の方向性について解説していきたい。 現状の問題点は 演算の種類が偏ってしまうこと 現状のHPCの問題は? というとこれはけっこうある。まずはサポートされる演算の種類がどうしても偏る方向にあることだ。 理由は簡単で、インテルはともかくとしてNVIDIAおよびAMDはGPUとコアを共有しているため、どうしても内部の構成はGPUを意識したものにならざるを得ない。 ではGPUを意識するとどういうことになるかというと、32bitの単精度浮動小数点でのMAC演算ができれば今のところ十分であり、64bit、つまり倍精度浮動小数点演算のサポートがあってもほとんどが使われないことになる。 したがって、新しいコアを設計するにあたっては64bitのサポートを追加するか否かは、どの程度HPC向

