かつて人類は「夜に2回眠る」のが普通だった現代人にとって「睡眠はまとめて1回で取る」のが常識となっていますが、それは意外にも新しい習慣です。 歴史をひもとくと、人類の多くは何千年ものあいだ、1晩の睡眠を「2回」に分けてとる分割睡眠が当たり前でした。 この分割睡眠は「ファーストスリープ(最初の睡眠)」と「セカンドスリープ(2回目の睡眠)」と呼ばれ、まず日が暮れてから数時間寝た後、夜中に一度目覚めて1時間ほど過ごし、再び朝まで眠るというパターンが一般的でした。 この「夜中の目覚め」は何も特別な現象ではありません。 ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジアなど、さまざまな地域の歴史記録や文献に「最初の眠りの終わり」「二度目の眠り」といった表現が登場します。 たとえば、古代ギリシャのホメロスやローマ詩人ウェルギリウスも「最初の睡眠の終わりの時刻」について記しています。 では、その“真ん中の時間”に人々は

