昨年末、財務省が公開したのは、森友事件の公文書改ざんを苦に命を絶った財務省近畿財務局の職員、赤木俊夫さんの送受信メールだ。改ざん開始直後の2017年3月から6月にかけてやり取りされた約2400通、枚数にして3万5000枚近くにのぼる。 そこには、正論を訴えても通じない赤木俊夫さんの苦しい胸の内が伝わってくるような、貴重なメールが含まれていた。 相澤冬樹 なぜ「小学生新聞」の記事を共有したのか《当局〈近畿財務局〉に寄せられた意見等の中で、重みのあると感じたものを関係者に共有します》(⑤15-166) これは2017年3月11日、赤木俊夫さんが上司の池田靖統括国有財産管理官や同僚の職員ら6人に送ったメールの書き出しだ。国有地の巨額値引き発覚から1か月、舞台となった近畿財務局には多くの国民・市民から意見が寄せられていた。その中の1通は、森友学園との面会記録が廃棄されたという問題についてこう綴って

