「われわれが真の山口組を作り上げることをお伝えします」。平成27年8月末に指定暴力団山口組が分裂し、同神戸山口組が結成されてから約1年8カ月。今度は神戸山口組から一部の直系組長(直参)らが離脱し、4月30日、新組織「任侠(にんきょう)団体山口組」の立ち上げを宣言した。新組織の幹部らは異例の記者会見を開き、神戸山口組執行部の組織運営を「山口組以下の悪政」と批判。山口組が全国規模の暴力団へと成長を遂げた3代目組長時代への〝原点回帰〟を訴えた。新組織結成は神戸山口組の内部対立がきっかけとの見方が強いが、暴力団対策法の規制を逃れるための偽装離脱と見る向きもある。離脱組長らの狙いは何なのか。警察当局は乱立する〝3つの山口組〟の動向を注視している。 「顔見ればカネ」と酷評 4月30日午後5時ごろ、兵庫県尼崎市の神戸山口組直系「古川組」の本部事務所3階の大広間。新組織の幹部ら7人は、スーツの上着の襟元に

