動き出すSiCパワー半導体、省エネルギーの切り札へ:パワー半導体 SiCデバイス(1/2 ページ) CO2の25%削減目標やこれまでにない規模の太陽光発電の導入、米国や中国を中心に急速に立ち上がり始めたスマートグリッドなど、従来とは異なる省エネルギー対策が必要となってきた。いずれも電力の変換技術が必要不可欠だ。ところが、電力変換用に用いられてきたSi(シリコン)パワー半導体の性能はこれ以上伸びそうにない。このような状況で脚光を浴びているのが、実力でSiを大きく上回るSiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)を用いたパワー半導体である。例えば、SiCをインバーターに用いたときの損失は、従来のSi素子を用いたときに比べて1/100になる可能性がある。 なぜSiCパワー半導体なのか 日本国政府が掲げるCO2(二酸化炭素)排出量の25%削減を実現し、再生可能エネルギーを大量に導入するにはどのよう

