自分にとって最も最大の敵は自分自身である。 言葉は違うとはいえど、似たような文言を漫画やアニメで目にした事が1度ぐらいはあるだろう。 自分自身を超えるというのは、ひとつの分かり易い展開だから。 まさか、それを自分が経験することになるとは欠片も思っていなかった訳だが。 ジーク。 放置ゲーによって世界最強を証明しようとしている馬鹿な少年。 それと全く同じ姿の自分が出てきたとなれば、思わず笑ってしまう他ない。 にしても可愛いな俺。こうしてまじまじと見つめると、女の子にしか見えないぞ。 この小さな体が悪さをしているのは明白で、男としての骨格を隠してしまっている。 「話せるのか?」 「........」 折角自分と出会えたのだ。是非とも話してみたいと思って話しかけてみるが、偽物のジークは無言を貫く。 あくまでも姿を真似ただけで、言葉は話せないのだろうか? 少しばかり残念な気持ちもあるが、どちらにせよ

