はじめにAI依存、消費電力問題、ディープフェイク……AI倫理に関して、考え続けなければならない問題はたくさんありますが、やはり私は研究者なわけで、「AIと研究不正」についても気になるわけです。今回は、前回の記事に続いて、「AIと研究不正」に関する話題です。 きっかけ 昨年の5月初旬、「言語学者、生成AIを危ぶむ」を執筆していた私は、ChatGPT-4oに、はまっていました。危ぶんでいたはずなのに、はまっていました。 どんな作業を手伝ってくれるのか、毎日、ワクワクがとまらない、といった感じです(詳細は、同書の第五章を参照してください)。 この本では、発達心理学を専門とする皆川泰代先生との対談も収録しています。その対談の中で、皆川先生が「赤ちゃんの行動に対して親がすぐさま反応してくれる回数(随伴性の頻度)」と「母子愛着度合い」の相関を示す実験を紹介してくれました。赤ちゃんにしっかり反応してくれ

