アリ・アスターがAIに対する恐怖を語る「すでに手遅れなのは明らか」
2025年7月7日 13:00

「ヘレディタリー 継承」「ボーはおそれている」で観客を恐怖に陥れてきたアリ・アスター監督が、現実世界でもっとも恐れているものについて語った。
映画レビューSNS「Letterboxd」のインタビューに応じたアスター監督は、AI(人工知能)の発達により、テクノロジーへの依存、AIの周囲に集う信奉者たちの存在が、世界に壊滅的な影響を及ぼしかねないと語った。
アスター監督は、「本当に強い恐怖を感じている。もうすでに手遅れなのは明らかだ。今は、競争の真っただ中にいる。これは技術革新の歴史において常にそうだった。『できるなら、やる』という姿勢だ」と現状を分析。「私はもっと大きな問いを抱いている。(社会学者の)マーシャル・マクルーハンはかつて『人間は機械世界の性器である』と言った。つまり、AIは我々の延長線上にあるテクノロジーなのか、それとも我々がこのテクノロジーの延長線上にあるのか? あるいは、我々はそれを“誕生させる”ために存在しているのか?」と問いを提示した。
また、支持者たちがAIを「道具」ではなく「神」のように語っていることに懸念を示した。「彼らと話すと、AIを新しいメディアだとも、技術だとも言わない。ただの道具として扱っていないんだ。まるで神のように語る。彼らは弟子のように振る舞い、この存在を崇めている。われわれの現実世界と想像上の世界の間にあった境界線は消えつつあり、我々は融合している。それがとても恐ろしいんだ」
さらに、「いちばん不気味なのは、これらの事実がそれほど不気味に感じられないことだ」と指摘。「AI生成の映像を見ると本物に見える。まるで現実だ。人間の適応能力の話に当てはめると、どれほど奇妙なものであっても、しばらくその中で生きていれば、やがて普通に感じられるようになる」と説明する。
「今、巨大な変化が起きていて、我々には選択肢がなく、ただ進んでいくだけ。こんな状況を生きて体験することになるなんて信じられない」と心境を語った。
そして、最新作「エディントン(原題)」は、テクノロジーに対する不安がにじむ作品となっている。物語の舞台は2020年だが、「2025年の公開にあたって、今のほうがむしろリアルに感じられる」とコメントしている。
「他者とのつながりが失われ、世界を広く見る感覚を喪失した人々の物語を描きたかった。彼らは、自分が信じている“小さな世界”の範囲しか見ず、それを覆すようなものはすべて信じない。コロナ禍が引き起こした社会的影響も背景にある。僕らは“窓”を通して世界を見るよう訓練されてきたが、その窓はどんどん歪んできている。たとえばインターネット。かつてはアクセスするものだったが、今では持ち歩くもの、それどころか、その中で生きているものになってしまった」と解説した。
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