第712回 昨年の振り返りと今年の抱負(2026年度版)
明けましておめでとうございます。キャリアコンサルタント高橋です。
毎年同じ文言になってしまいますが、年初のコラムではその昨年の振り返りと今年の抱負を書かせてもらっております。例によって今回も同じような内容になりますが、2025年の振り返り、2026年の抱負を書かせていただきます。
■昨年の振り返り
2025年はこのような目標を立てていました。
《2025年の目標》
三層構造モデルに関する書籍を出版する足掛かりをつくる
こちらについては少し方向性が変わってしまっていますが、実現に向けての着々と進んでいます。
具体的にどう変わったのか、ですが、三層構造モデルの立ち位置が変わったような感じです。
元々、三層構造モデルは私が提唱している対話技法(ダイアログ・メソッド)の一部として開発した技法で、これまで主にキャリコン系の技法として実際に厚労省認定国家資格キャリアコンサルタントの更新講習などでご提供させていただいておりました。
また、それ以外にも色々と多岐に渡る使われ方をしていたので、これを書籍化することで広く多くの方にこの技法を知ってもらい、実際に使ってもらいたいと思っていました。
それがどう変わったのかですが、一言で言えば三層構造モデルの立ち位置が変わりました。具体的には現在私が出版を進めているCAR-OS理論の一概念として組み込むことにしました。
CAR-OS理論については年末辺りから少しずつお話をしていますが、一言で言えば「できないことを説明する理論」です。
これだと何を言ってるのかわからないのでもう少しかみ砕きますと、仕事でもプライベートでも何でもいいんですが、何かをやろうと決めたとしますよね。それが実行できなかったことってないですか? 恐らくすべての人は何かしらの経験があると思います。
その時に、その原因は人だったり、環境だったりしませんか?
人の場合は頑張り、根性、やる気、モチベーション...こうしたことが理由でやろうとしたことができなかったんじゃないでしょうか。
例えば、7つの習慣なんかもそうです。私は7つの習慣の実践者でもありますが、7つの習慣ってすごいって声は良く聞きますけど、ずっと実践してますってことはあまり聞きません。それは先ほどの何かしらの理由で実践ができなかったことですよね。そして、そのできない理由を自分の何かのせいにしてませんか?
他にも環境の場合も同様で、緊急性の高い別タスクが入ってきた、組織の方針が大きく変わった、チームメンバーがいなくなったことで物理的に実行できなくなった...こんな感じの理由でとん挫したことってありませんか?
私たちが何かを成そうとする時にそれができなかった場合、こうしたことを理由にすると、いつまで経っても実現できないってことになりませんか?
実はこれが数多ある既存理論の限界点だと持っています。それは、理論自体は素晴らしいのにそれが実践できない。その理由が人や環境に依存しているからです。
今回、開発したCAR-OS理論はそのできない理由を人や環境に置かず、構造に置きます。そのため、できないことを人や環境のせいにすることがなくなります。そして、その構造を整えてあげることで自然にできるような状態になっていきます。
簡単に言えばこんな感じの理論です。
こうしたことから、CAR-OS理論はすべての土台となる原理理論の立ち位置を取ります。この理論は正誤、真偽、善悪といった評価の立ち位置を取らず、原理的にすべての物事を説明しています。そのため、物事が成功するパターンも失敗するパターンも構造の面から全て説明がつくようになります。
とまぁ、こんな感じの理論なんですが、この中に三層構造モデルが入り込んでいるんです。そして、現在CAR-OS理論の商業出版に向けて動いています。こうした理由から2025年の抱負は実現できていると思っています。
■今年の抱負
ということで、2026年の抱負です。これはもちろん
CAR-OS理論に関する書籍を商業出版し、この理論を広く多くの方に知っていただく
です。
CAR-OS理論の詳細は現在商業出版へのチャレンジをしている最中なので公開は控えていますが、いずれちゃんとした形でお話しできればと思います。
このCAR-OS理論自体は既に理論書の形で書き上げており、これだけでも優に本一冊分の情報量になっています。勿論、実際の理論書の体として作成していますので、学会等にも出せるレベルのモノに仕上げている(つもり)です。
ちなみに、現時点での理論書を生成AIに学術的な視点に評価してもらった結果、こんな感じになっています。
そんな訳で、今年はCAR-OS理論中心に頑張っていきたいと思っています。
2026年もよろしくお願いいたします!
コメント
ちゃとらん
あけまして、おめでとうございます。
いつも、楽しく拝読させていただいております。
CAR-OS理論の商業出版、楽しみに待っております。
この良いと判っているのに続けられない・・・って、色々な要因があるのですが、それを人の頑張りや環境のせいにするのではなく構造面からアプローチするという発想の転換に興味があります。
こういう『続けられない』というのは、学習だけではなく、運動習慣や食事習慣など、多岐に渡るので、問題点を整理し、原因を解消していく事が出来れば、すべてとは言わずとも多少なりとも前に進めることが出来るだけでも、大きなことだと思います。
キャリアコンサルタント高橋
ちゃとらんさん、
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
元々、CAR-OS理論は私が開発した様々なツールや考え方を統合して一つの考えとしてまとめようとしたところからスタートしています。
なので、まとめた段階では統合理論として、成功や向上といった部分にフォーカスを当てていた部分が強くありました。
しかし、理論を整備していく中で理論の対象がどのようなケースにおいても当てはまることが分かってきまして、それが成功や失敗、個人や組織といった、通常では相いれない部分についても同じ構造で説明できることが分かりました。
そこからは方向性を統合理論から原理理論に押し上げ、様々な角度から検討、考察を行った結果、今に至るという感じです。
おっしゃるように、これまでは素晴らしい理論、考え方、施策があっても続けられないことを、人、環境などの要因にせざるを得ない状況だったと思っています。
CAR-OS理論はそうした点とは別の視点で失敗を「人や環境のせいにしない」という立ち位置に立ち、それを構造の面から説明しています。
この理論は「OS」と名前ついてますが、これは「Operating System」ではなく「Operating Structure(前提構造)」と定義しています。
そして、このOSは比喩ではなく、一般的なOSの特徴である
・常時作動している(意識するしないに関わらず動作する)
・自己更新する
・起動を制御する
・資源配分を行う
をすべて踏襲しているOS(前提構造)として説明しています。
また、時期が来たらちゃんとご紹介させてもらいますね。