M4 Proの概要
Appleが2024年10月に発表したM4 Proチップは、同社のプロフェッショナル向けシリコンとして注目を集めている。M4シリーズの中間に位置するこのチップは、標準のM4よりも大幅に性能が向上し、プロフェッショナル向けのMacBook ProとMac miniに搭載されている。最大14コアCPUと20コアGPUを備え、メモリ帯域幅も273GB/sと大幅に向上。Thunderbolt 5対応など、プロユーザーが求める機能も充実しており、クリエイティブワークやAI処理において圧倒的なパフォーマンスを発揮する次世代プロフェッショナル向けチップだ。2025年3月現在、M4 Proは最新のAppleシリコンとして多くのプロユーザーから支持を得ている。
M4 Proの主な特徴
- 最大14コアCPU(10パフォーマンスコア + 4効率コア)
- 最大20コアGPU(ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング対応)
- 273GB/sのメモリ帯域幅(M4の120GB/sから大幅向上)
- 最大64GBのユニファイドメモリ対応
- Thunderbolt 5対応(最大120Gb/s)
- 16コアNeural Engine(AI処理性能が向上)
- メディアエンジン(ビデオエンコードエンジン1基、ProResアクセラレーター1基)
- 3nmプロセス技術による高効率設計
M4 Proの特徴・新機能まとめ
搭載デバイス
- 14インチMacBook Pro(2024)- 2024年10月発売
- 16インチMacBook Pro(2024)- 2024年10月発売
- Mac mini(2024)- 2024年10月発売、初めてProチップを搭載
発表日
Appleは2024年10月28日(米国時間)に開催された「Scary Fast」イベントでM4 Proチップを正式発表した。M4チップ自体は2024年5月のiPad Proで先行して登場していたが、M4 ProとM4 Maxは今回が初お披露目となった。2025年3月現在、M4 Proは最新のAppleプロフェッショナル向けチップとして位置づけられているが、業界では2025年後半にM5シリーズが登場するという噂も出始めている。
チップの仕様・構成
- CPU構成:12コア(8パフォーマンスコア + 4効率コア)または14コア(10パフォーマンスコア + 4効率コア)
- GPU構成:16コアまたは20コア(ハードウェアレイトレーシング対応)
- メモリ帯域幅:273GB/s(M4の120GB/sから127%向上)
- メモリ容量:最大64GB(M4は最大32GB)
- Neural Engine:16コア(毎秒最大18兆回の演算処理が可能)
- トランジスタ数:M4より大幅に増加
- 製造プロセス:3nmプロセスで製造(高効率と高性能を両立)
- Thunderbolt:Thunderbolt 5対応(最大120Gb/s、従来の3倍の速度)
- 外部ディスプレイ対応:最大3台の6K@60Hzディスプレイをサポート
旧チップからの進化・比較
- M3 Proと比較してマルチコアCPU性能が約25%向上(Cinebenchスコアで実証)
- M3 Proと比較してGPU性能が約25%向上(グラフィック処理やレイトレーシングが高速化)
- M2 Ultraよりも高いマルチコア性能を実現(一部のベンチマークテストで確認)
- M4 Proは、M4と比較してCPUコア数が最大40%増加(10コア→14コア)
- M4 Proは、M4と比較してGPUコア数が最大100%増加(10コア→20コア)
- メモリ帯域幅がM4の120GB/sから273GB/sへと127%向上(大規模データ処理が高速化)
- Thunderbolt 4(40Gb/s)からThunderbolt 5(120Gb/s)へとインターフェースが進化
- Neural Engineの性能がM3 Proの約2倍以上に向上(AI処理が大幅に高速化)
チップを搭載しているデバイス
- 14インチMacBook Pro(2024):M4 Pro搭載モデルは1,999ドル(米国)から、日本では329,800円から
- 16インチMacBook Pro(2024):M4 Pro搭載モデルは2,499ドル(米国)から、日本では389,800円から
- Mac mini(2024):M4 Pro搭載モデルは1,599ドル(米国)から、日本では249,800円から。これは従来のMac Studioよりも大幅に安価で、コストパフォーマンスに優れている
ベンチマークスコア
- Geekbench 6(シングルコア):約3,200点(M3 Proより約20%向上)
- Geekbench 6(マルチコア):最大14コアCPU構成で約15,000点を記録(M3 Proより約30%向上)
- Cinebench R24:M4 Pro搭載MacBook Proがシングルコアで179点、マルチコアで1,752点を記録
- 競合比較:IntelのCore Ultra 9 288Vと比較して、シングルコアで42%、マルチコアで62%高速
- 競合比較:AMDのRyzen 9 AI 370 HXと比較して、シングルコアで33%高速、マルチコアでも僅差で優位
- 動画処理:HandBrakeでの動画レンダリングテストでは、M3 MacBook Airの109秒に対し、M4 Pro MacBook Proは49秒で完了(55%高速)
- Antutu Benchmark:M4搭載iPad Proで263万8653ポイントを記録(参考値)
その他
- 価格対性能比:Mac miniにM4 Proを搭載したモデル(1,599ドル)は、M2 Ultra搭載Mac Studio(3,999ドル)と同等以上の性能を実現し、コストパフォーマンスに優れている
- Apple Intelligence対応:M4 Proは、Appleの最新AI機能「Apple Intelligence」を完全サポートし、将来のアップデートにも対応
- ナノテクスチャディスプレイオプション:M4 Pro搭載MacBook Proでは、グレアを大幅に軽減する新しいナノテクスチャディスプレイオプションが選択可能
- バッテリー性能:M4 Pro搭載MacBook Proは、最大24時間のバッテリー駆動時間を実現(高効率設計の恩恵)
- 外部ディスプレイサポート:M4 Pro搭載MacBookは、最大3台の6K外部ディスプレイを同時接続可能(M4モデルは最大2台)
- Thunderboltポート:M4 Pro搭載MacBook Proは3つのThunderboltポートを搭載(M4モデルは2つ)
- 将来性:2025年後半にはM5シリーズが登場する可能性があるが、M4 Proは少なくとも今後2-3年は十分なパフォーマンスを提供できる設計
「M4 Pro」新着記事

M4 Pro Mac mini、20万円切りで過去最安値。迷っている人は「買い」です
2025.05.25

整備済みM4 Macは魅力的だが、M2 Mac mini5万円台は激アツ
2025.02.17

朗報です。M4シリーズのMac miniとMacBook Proが15%オフで買えます
2025.02.14

学生よ、チャンスだ。最新MacやiPadが最大2.2万円お得に買えるぞ
2025.01.30

M4 Mac miniでUSB-C接続トラブル、国内外で報告
2025.01.17

M4 Pro Mac mini、Final Cut Proのレンダリングが劇的に向上している模様
2024.11.11

Mac mini(2024)、M4とM4 Proモデルで内部構造に違い
2024.11.10

Mac mini(2024)先行レビューまとめ
2024.11.08

MacBook Pro(2024)先行レビューまとめ
2024.11.08

もしM4シリーズのMacBook Proを買うとしたら、この構成で買う
2024.11.03

M4 Pro搭載Mac mini、M2 Ultra超えの驚異的性能を実現
2024.11.01

MacBook Pro(2024)を比較。M4 Pro/MaxモデルにあってM4モデルにない機能や仕様まとめ
2024.10.31

M4・M4 Pro・M4 Max MacBook Pro(2024)の進化ポイント6つ。堅実なアップグレード
2024.10.31

M4 Mac mini、Amazonで取り扱い開始
2024.10.31

M4/M4 Pro/M4 Max MacBook Pro、正式発表。最大24時間駆動、全モデル3つのTBポート搭載
2024.10.31

M3 Proチップは”失敗”だった?M4 Proで省電力から性能重視に戻した模様
2024.10.30

発表の大トリは多分、新型MacBook Pro。期待できそうな5つの進化
2024.10.30

M4/M4 Pro Mac miniの注目するべき7つのポイント
2024.10.30

新型M4/M4 Pro Mac mini、正式発表。手のひらサイズ、Thunderbolt 5ポートを初搭載
2024.10.30
