『007』に登場するカクテルは?バーで語るとカッコいい映画とお酒のウンチク
― 30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン第13回 ―
映画ではよくお酒のシーンが出てきます。「飲んでいる」ということだけを描写したいときには、銘柄やカクテル名などをわからなくしていることも多いのですが、状況やキャラクターを描写するために利用していることもあります。数え切れないくらいの名シーンがあるのですが、そのなかからいくつかご紹介しましょう。飲んでいるお酒から映画の話に持って行ってもいいですし、映画の話からそのお酒を注文したり勧めたりするのもありでしょう。
カクテルの王様「マティーニ」はいろいろな作品で登場しています。『七年目の浮気』ではマリリン・モンローが飲んでいます。しかも、そのドライさにびっくりして砂糖を入れてくれと頼みます。作った男性は駄目だと応えるのですが、モンローは自分の故郷では砂糖を入れるのが普通だと嘘をつきます。可愛いですね。
『007』シリーズでは、「ウォッカマティーニ」が有名です。ジンをウォッカに変えて、ステアではなくシェイクして出してくれ、とそれはもはやマティーニではないだろうという突飛な注文が、ウケました。
『カジノ・ロワイヤル』では、「ヴェスパー・マティーニ」というものも生まれました。レシピはゴードン・ジンが3オンス、ウォッカを1オンス、キナ・リレ1/2オンスをシェイクして、レモンピールを添える、となっています。キナ・リレはベルモットの一種ですが、現在は生産されていませんので、代わりにリレ・ブランを使うことが多いようです。また、「ボランジェ」という素晴らしいシャンパーニュも登場します。
カクテルの女王「マンハッタン」は、またもマリリン・モンローの『お熱いのがお好き』で出てきます。禁酒法時代なのに、隠れてマンハッタンを作ろうとするのです。
1988年、トム・クルーズ主演の『カクテル』には、多数のお酒が登場します。以前も触れたセクシー系の名前が付いたカクテルのほか、「フローズン・ダイキリ」や「キューバ・リバー」、「レッドアイ」といったカクテルも登場します。
また、筆者が強烈に覚えているのが、「ルイ13世」です。成功者の象徴として後半に出てくるコニャックです。レミー・マルタンの最高級ブランドで、若い頃はいつか飲んでみたい憧れのお酒でした。1本30万円近くするのですが、原価BARでもご用意しています。とても人気で、これだけを飲みに上京してくれる方もいるほどです。
『007』シリーズほか派生レシピが続々登場する「マティーニ」
忘れてはならないトム・クルーズ主演の『カクテル』
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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