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「ダサい中年男性」はだいたい身に着けている“時代遅れなファッション“ワースト5――大反響セレクション

大事件ばかりがニュースではない、身近な小さな事件の方が人生を左右することも。注目のテーマを取り上げ大反響を呼んだ2025年の仰天ニュースを特別セレクション!(初公開2025年7月30日 記事は取材時の状況)  *  *  *  メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。よろしくお願いします。
メンズファッションバイヤーのMB

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

 今回は「もう終わったもの」。ファッショントレンドは諸行無常、始まりがあれば終わりもあります。  終わってしまったトレンドにしがみついてる時代遅れオッサンの、頬をビンタするかの如く辛辣に書いていきますよ。ここで挙げたものは絶対に着ないでくださいね!?

①ジョイ・ディヴィジョンのTシャツ

ジョイ・ディヴィジョンのTシャツ

ジョイ・ディヴィジョンのTシャツ

 現代グラフィックデザイナーの巨匠「ピーターサヴィル」の傑作であるジョイ・ディヴィジョンのアルバムワーク。  有名すぎるこのグラフィックは90年代あたりからラフシモンズなど多くのファッションブランド・デザイナーズに引用され話題となりました。  ニューオーダーやビョークなどのアルバムジャケットを手がけ、アドビ、ジバンシィ、バーバリーの新しいロゴなど多くのグラフィックデザインを残した現代における偉大なデザイナーであるピーターサヴィルですが……このグラフィックはさすがにもう使い尽くされて見限られた感があります。  ハイブランドやデザイナーズに引用されるまでは「知る人ぞ知る」感がありましたが、ここ10年ではもはや投げ売り状態。GUなどの量販店も2000円ほどの激安価格で展開しており、おしゃれの「お」の字もありません。  どれだけグラフィックがクールであろうと、中学生もおじいちゃんも着ている様なデザインになってしまってはおしゃれの価値は薄い……。おしゃれとはそもそも希少性です。「ほかと違うからオシャレと評される」わけですから、ここまで浸透してしまってはピーターサヴィルであろうとクールには見えません。  おじさん世代で今だに有り難がってこのTシャツをおしゃれだと思っている人も多いですが……残念ながら今ではどのデザイナーズブランドもまったく引用しておりません。おしゃれとは諸行無常、変化を受け入れてください……。

②アバクロ

 アメリカを代表するカジュアルブランド「アバクロンビー&フィッチ」。  00年代初頭には一大ブームを巻き起こしたアメカジの代表格ですが、今ではミラノや福岡、香港、コペンハーゲンなどの店舗を続々と業態転換や閉店をさせダウンサイジングを図っています。  ロゴを大きく打ち出したデザインが象徴的ですが、現在のトレンドではこのロゴものがあまり好まれず2010年以降徐々に業績は悪化。過去の栄華はどこへやらすっかり影を顰めた存在となりました。  しかしながら、現在はZ世代などの声を反映し、デザインを一新。過去と決別しトレンドライクな商材も広く扱うアバクロになっています。  ……が、40代以上のおじさん世代はいまだ昔買ったであろうアバクロのロゴものTシャツやカーゴパンツなどを愛用している人を見かけます。アバクロマーク、アバクロロゴをうるさいくらいに配置したデザインはたいがい過去のもの。トレンドは移り変わるものですから、いかにお気に入りだとしてもそろそろパジャマ行きがよさそうです。

③アラジンパンツ

 90年代アジア系雑貨店が大ブームとなり、麻素材などのアラジンパンツが人気となりました。「ゆるカジ」などの名前で当時のサロンスタッフに支持されたりと一時代を築きました。  要するに股上が深いサルエルパンツなのですが、サルエルと違うところは太めの裾幅や派手色、ナチュラルな素材使いなどにあります。  コムデギャルソンやヨウジヤマモトなどが展開するモードなサルエルパンツは今も現役でむしろトレンド的には支持されているくらいですが、このアラジンパンツは似て非なるもの。  名前の通り「アラジンが履いてそう」な中東やアジアの匂いがする雰囲気には要注意です。履き心地も楽だし、見た目以上に動きやすく、かつ足の長さをよくわからなくさせる効果もあり、好まれている方も少なくないかと思いますが……どう考えても今のトレンド感に合いません。
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いまだに出没しがちなのは…
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