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マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI

マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI

マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content(WCC For OCI)は、Oracle Cloud Infrastructure上のVMベースのソリューションとして提供されます。

WCC For OCIは、Universal CreditsとBYOLの2種類の価格モデルで利用できます。

WCC For OCIを使用すると、数回クリックするだけで環境をプロビジョニングでき、OCI上でエンタープライズ・コンテンツ管理ソリューションを提供できるようになります。

また、生成AIなどOCIサービスとの連携・統合し、革新的な機能を活用した業務効率化と省力化を実現します

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November 12, 2025
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  1. Oracle Database 19c, 21c, 23ai Oracle WebLogic Server 14c Java

    17, 21 企業内のすべてのコンテンツを管理・共有・流通する統合コンテンツ管理基盤 Oracle WebCenter Content(オンプレミス・ソフトウェア) レコード管理 デジタル アセット管理 ドキュメント管理 版管理 属性情報 検索 アクセス権限管理 ワークフロー アノテーション フォーマット変換 仮想ドキュメント 有効期限 多言語対応 API 格納先管理 業務アプリケー ション連携 業務プロセス 連携 ポータル連携 デスクトップ/ オフィス連携 モバイル/ スマホ対応 紙文書の 高速処理 スキャナ連携 クラウド連携 ドキュメントビューワ アクセスログ収集 監査レポート つながる 豊富な機能 堅牢な 基盤 製品概要紹介はAppendix1参照 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 2
  2. マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI 簡単プロビジョニング • マーケットプレイスからブラウザ操作で簡単作成 • コンピュート、ネットワーク、共有ディレクトリも自動構成

    • ディザスタ・リカバリ用のスタンバイ・スタックの構成 • Quick Startオプション 2種類の価格モデル • UCモデル: Universal Creditsによる従量課金 • BYOLモデル: 所有するWebCenterライセンスの持ち込み 主な利用シーン • オンプレミスの既存WCC環境のクラウド移行 • OCM(*1) 内のアセット、ファイルの移行先 ※移行支援ツールの提供中(*2) • 社内文書管理、社内外とのファイル共有・コラボレーション • OCIサービスを活用した統合コンテンツ管理基盤 3 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | オンプレミス・ソフトウェアOracle WebCenter ContentをOCIマーケットプレイスから提供 (*1) Oracle Content Management (*2) Doc ID 3030188.1参照
  3. Oracle WebCenter Content For OCI on Marketplace マーケットプレイス版WebCenter Content For

    OCIのみ利用できる機能 オンプレミス・ソフトウェアの機能に加えて、マーケットプレイス版のみ利用できる機能を提供します Oracle WebCenter Content (オンプレミスのソフトウェアとして提供) ※2025年11月時点 詳細はAppendix2参照 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 4 マーケットプレイス版のみ利用できる主な機能一覧 • Public Links • Smart Tagging • Semantic Search • Conversational Search • WebCenter Content Reports • Virus Scanning • Patch Tool Utility • Backup and Restore Scripts • Cross Region Disaster Recovery Provisioning • WCC Node Scale out and Scale in Scripts • OCI Logging and Monitoring Integration • OCI Stack Monitoring Integration • Integration Microsoft 365 Office for the Web • FA Integration • Digital Media Transcoder • AI Agent Framework • Low-Cost Storage Tier • Desktop Sync Client ほか
  4. AIを活用した機能 セマンティック検索 (Semantic Search) • 自然文で検索文を入力すると、WCC側でその意味や文脈を考慮し、 関連性の高いコンテンツを検索結果として提供します • Oracle Database

    23aiのAI Vector Searchを利用 会話型検索 (Conversational Search) • プレビュー中のドキュメントについてチャットで質問し、関連情報を効率的に取得できます • インタラクティブな質問応答、ドキュメントの要約、文脈を考慮した応答、をサポート • Oracle Database 23ai + OCI Generative AIを利用 AIエージェント・フレームワーク (AI Agent Framework) • WCC上で稼働するインテリジェントなAIアシスタント • WCC内のコンテンツを利用し、ユーザーからの質問に的確に回答 • ユーザーの代わりにWCCに対して様々な操作を自律的に実行 マーケットプレイス版WebCenter Content For OCIのみ利用できる機能 詳細はAppendix2参照 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 5
  5. マーケットプレイス版WebCenter Content For OCIのユースケース 組織の文書管理システムやデジタル アセット管理システムとして活用 • 組織内のコンテンツの保管・管理を 主な目的としたシステム •

    オンプレミス環境の文書管理システム のクラウド移行 • OCIサービスを活用し、コスト効率の 高い文書管理システムを実現 社内外とのファル共有・コラボレー ション基盤として活用 • PCやスマホなどデバイスを跨ったファイ ルの共有・同期 • 社内・社外ユーザーとのファイルの共 有・送受信 • 企業向けファイル共有サービスからの 移行 SaaSやカスタム・アプリケーションの コンテンツ格納先として活用 • サービス毎のストレージ肥大化を防ぎ、 コンテンツの再利用を促進 • 統一されたアクセス制御や保管ポリ シーの適用 • 事前定義済コネクタ、連携用APIお よびユーザーインタフェースの提供 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 6 OCI Region WCC For OCI OCI Region WCC For OCI OCI Region WCC For OCI (社内) (社外)
  6. 価格モデル マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI 名前 価格 メトリック UCモデル

    WebCenter Content for Oracle Cloud Infrastructure ¥185.8295 OCPU Per Hour WebCenter Universal Content Management for Oracle Cloud Infrastructure ¥123.8915 OCPU Per Hour WebCenter Imaging for Oracle Cloud Infrastructure ¥99.107 OCPU Per Hour WebCenter Enterprise Capture for Oracle Cloud Infrastructure ¥64.635 OCPU Per Hour WebCenter Enterprise Capture Standard Edition for Oracle Cloud Infrastructure ¥32.3175 OCPU Per Hour WebCenter Forms Recognition for Oracle Cloud Infrastructure ¥107.725 OCPU Per Hour BYOLモデル WebCenter Content, Imaging & Enterprise Capture (BYOL) BYOL ー WebCenter Forms Recognition for Oracle Cloud Infrastructure (BYOL) BYOL ー 【BYOL時のコンバージョン率】 • サポートされている 1 Processor Licenseごとに、BYOLクラウドサービスの最大2 OCPU をアクティブ化できます • サポートされている 25 Named User Plus Licenseごとに、BYOLクラウドサービスの 1 OCPU をアクティブ化できます 参考) WebCenter Content Marketplace Licensing ※2025年8月27日時点 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 7
  7. (参考)提供タイプ、バージョン、機能概要 名前 タイプ バージョン 機能概要 Oracle WebCenter Content スタック イメージ

    12c/14c コンテンツ管理、レコード管理、およびイメージングに関するOracleのソリューションをバンドル したもので、エンタープライズ規模のコンテンツ管理システムを提供 Oracle WebCenter Universal Content Management スタック 12c/14c ドキュメント管理、デジタル・アセット管理(DAM) および保存期間管理を実行するための統 合コンテンツ管理アプリケーションを提供 Oracle WebCenter Imaging スタック 12c/14c 売掛金勘定や人事などエンタープライズ・アプリケーションおよび融資取組および支払処理な どビジネス・アプリケーションに適用できるイメージングとビジネス・プロセス管理機能を提供 Oracle WebCenter Enterprise Capture スタック 12c/14c Oracle WebCenter Enterprise Capture Standard Editionに加えて、高可用性(クラスタリ ング)構成を実装する場合に利用 Oracle WebCenter Enterprise Capture Standard Edition スタック イメージ 12c/14c プロセス指向のイメージング・アプリケーションやイメージ対応のエンタープライズ・アプリケーショ ンを中心に、拡張性の高いドキュメント・キャプチャ機能を提供。シングル構成でのみ利用可 Oracle WebCenter Forms Recognition 14c スタック 14c さまざまな種類のドキュメントを認識、分類、抽出できる学習ベースのインテリジェントなド キュメント認識ソリューションを提供 WebCenter Content, Imaging & Enterprise Capture (BYOL) スタック 12c/14c WebCenter Forms Recognitionを除く上記Oracle WebCenter Content関連製品の機能 を提供。持ち込むライセンスにより、利用できる機能が異なる Oracle WebCenter Forms Recognition 14c (BYOL) スタック 14c さまざまな種類のドキュメントを認識、分類、抽出できる学習ベースのインテリジェントなド キュメント認識ソリューションを提供(BYOL) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 8 ※イメージの提供は12cのみです
  8. マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI プロビジョニングの流れ 事前準備 スタックの 起動 スタック変数

    の構成 作成完了 • SSHキーペアの作成 • コンパートメントとポリシーの作 成 • データベースの作成 • Object Storage Bucket作成と API Keyの作成 • OCI Vaultとマスター暗号化 キーの作成 • バージョンの選択 • コンパートメントの選択 • リソース名プレフィックスの指定 • SSH Public Keyの指定 • プライベート接続の選択 • OCI Vaultによるキー管理の選 択 • VCNの指定 or 作成 • Content Storageの選択 • データベースの選択および指 定 • Bastionの構成 • WCC Compute Instanceの構 成 • ファイルシステムの指定 • ロード・バランサの構成 • Identity Domainsの構成 • WCC WebLogicドメインの構 成 追加の構成 変更 (※オプション) • ローカライゼーションの設定 • 日本語フォントの登録 • 検索処理の変更 • SAML2 IDCS SSOの構成 • DNSおよびSSL証明書のセット アップ Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 9 パッチの適用 • WCCインスタンスに 最新パッチを適用
  9. OCIマーケットプレイスからの作成 マーケットプレイスからWebCenter Contentを選択→バージョンとコンパートメントを選択→スタックの起動 WebCenter で検索 Copyright © 2025, Oracle and/or

    its affiliates | 10 スタックの起動を クリック コンパートメントとバージョンを選択 「使用条件」チェックボックスを選択 スタックの起動を クリック
  10. ap-Tokyo-1 AD1 Private Subnet 10.0.0.0/26 VCN 構成例 (1) OCI Base

    Database、WCC2ノード、ファイル格納先はObject Storage Public Subnet 10.0.0.80/28 Private Subnet Service GW WCC Identity & Access Management Base Database WCCDB ユーザー管理 Internet GW Internet WCCユーザー LB Public Subnet 10.0.0.64/28 Bastion 開発者 システム管理者 Object Storage ファイル格納先 ※各サブネットのCIDRブロックは、スタックの作成で「新しいVCNを作成」を選択した場合に自動構成されるパターンを記述 Private Subnet 10.0.0.96/28 File Storage 共有ディレクトリ ×2 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 12 Key Vault Logging Monitoring
  11. ap-Tokyo-1 AD1 Private Subnet 10.0.0.0/26 VCN ATP-Serverless、WCC2ノード、ファイル格納先はデータベース 構成例 (2) Public

    Subnet 10.0.0.80/28 Service GW WCC Identity & Access Management ユーザー管理 Internet GW Internet WCCユーザー LB Public Subnet 10.0.0.64/28 Bastion 開発者 システム管理者 Private Subnet 10.0.0.96/28 File Storage 共有ディレクトリ ※各サブネットのCIDRブロックは、スタックの作成で「新しいVCNを作成」を選択した場合に自動構成されるパターンを記述 ATP-S WCCDB兼 ファイル格納先 ×2 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 13 Key Vault Logging Monitoring
  12. 構成パターン 14 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates |

    マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI 項目 説明 WCCバージョン 14.1.2.0.0_25.8.2(デフォルト) or 14.1.2.0.0_25.8.1 or 14.1.2.0.0_25.7.2 or 12.2.1.4.0_25.4.1 ネットワーク VCN:1 ロードバランサ Flexible Load balancer: 1 帯域幅10〜8000Mbpsの範囲で構成、Public or Private どちらも構成可 Bastionコンピュート・インスタンス VM.Standard.E5.Flex、OCPU: 1、メモリ: 12GB、Boot Volume: 350GB、ノード数: 1、OS: Oracle Linux 8.9 WCCコンピュート・インスタンス VM.Standard.E5.Flex、OCPU: 1〜64(デフォルトは2)、メモリ: 指定OCPU数x12GB、Boot Volume: 360GB、Block Volume: 50GBx2、OS: Oracle Linux 8.10 WCCコンピュート・インスタンスのノード数 1〜8まで指定可。作成後はスケールアウト/インのスクリプトを実行し、ノードの変更が可(最大30ノードまで) 共有ディレクトリ OCI File Storage Service(Mount Target:1、File System:1) コンテンツ格納先 共有ディレクトリ(OCI FSS) or データベース or OCI Object Storage(Bucket:3) より選択 (※デフォルトはOCI FSS) Vaultおよび暗号化キー Vault:1、暗号化キー:1、シークレット:3-7(構成により異なる) ログ収集・管理 OCI Loggingで/u01/data/domains/logs配下に出力されたログを収集。デフォルトの保存期間は30日 データベース OCI Base Database、Autonomous Transaction Processing Database、Exadata Database Serviceより選択可 ユーザー管理 IAM - Identity Domains(IDCS) or WebLogic Serverの組込みLDAPより選択(※Identity Domainの利用を推奨) 【プロビジョニング時に自動生成する場合】機密アプリケーション:3、SAMLアプリケーション:4
  13. マーケットプレイス版Oracle WebCenter Universal Content Management for OCI コストシミュレーション: WCC2ノード+Base Database

    条件 • ユーザー数は1,000人。Identity DomainのOracle Apps Premiumタイプを利用 • AP層は2ノード。シェイプはVM.Standard.E5.Flex、2 OCPU。24時間/31日のフル稼働 • ファイル保管先としてObject Storageを1TB • データベースはOCI Base Database – Standardの4 OCPU、使用可能なデータ・ストレージは512GB(実ストレージ・サイズは968GB) • 外部データ転送量は「10TB/月まで無償」の範囲内で利用 • Bastionは常時停止(必要時のみ起動) クラウド利用費用 月額 ¥564,983 年額(参考) ¥6,779,796 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 15
  14. マーケットプレイス版Oracle WebCenter Universal Content Management for OCI コストシミュレーション: WCC2ノード+ATP-Serverless 条件

    • ユーザー数は1,000人。Identity DomainのOracle Apps Premiumタイプを利用 • AP層は2ノード。シェイプはVM.Standard.E5.Flex、2 OCPU。 24時間/31日のフル稼働 • データベースはATP-Serverlessの4 ECPU、19c、ストレージは2048GB • ファイル保管先としてデータベースを選択 • ATPの実利用ストレージを1.5TB/月(DB管理領域500GB, コンテンツ格納先1TB)と想定。60日バックアップのため実利用ストレージの約 3倍のバックアップストレージ(=4.6TB/月)の利用を想定 • 外部データ転送量は「10TB/月まで無償」の範囲内で利用 • Bastionは常時停止(必要時のみ起動) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 16 クラウド利用費用 月額 ¥656,890 年額(参考) ¥7,882,680
  15. まとめ:マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI 簡単構築 低コスト 最新機能の 活用 •

    マーケットプレイスからブラウザ操作で、お好みのOCIサービスを利用したWCC環境を構 築できます • データベースも含めてWCC環境をまとめて構築するQuick Startオプション。まずは使って みたい、触ってみたい場合にオススメです • OCPU数 x 稼働時間の従量課金。初期コストを抑えたスモールスタート • パッチ適用、バックアップ/リストア、スケール・イン/アウトなど保守運用にかかる作業コ ストを効率化するツールの提供(保守コストの削減) • Smart Tagging、セマンティック検索、パブリック・リンクなど、マーケットプレイス版のみ利 用できる最新機能を使えます • 生成AIなどOCIサービスとの連携・統合し、革新的な機能を活用した業務効率化と省 力化を実現できます Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 17
  16. マーケットプレイス版WebCenter Content For OCIの製品ドキュメント 12c(12.2.1.4.0) • https://docs.oracle.com/en/middleware/webcenter/cont ent/12.2.1.4/ - ※日本語翻訳版(オンプレミス・ソフトウェアのみ)

    14c(14.1.2.0.0) • https://docs.oracle.com/en/middleware/webcenter/cont ent/14.1.2/ - ※日本語翻訳版(オンプレミス・ソフトウェアのみ) オンプレミス・ソフトウェアの製品ドキュメントのページよりアクセス WCC12c on Marketplaceの 製品ドキュメント WCC14c on Marketplaceの 製品ドキュメント Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 18
  17. Oracle Database 19c, 21c, 23ai Oracle WebLogic Server 14c Java

    17, 21 企業内のすべてのコンテンツを管理・共有・流通する統合コンテンツ管理基盤 Oracle WebCenter Content レコード管理 デジタル アセット管理 ドキュメント管理 版管理 属性情報 検索 アクセス権限管理 ワークフロー アノテーション フォーマット変換 仮想ドキュメント 有効期限 多言語対応 API 格納先管理 業務アプリケー ション連携 業務プロセス 連携 ポータル連携 デスクトップ/ オフィス連携 モバイル/ スマホ対応 紙文書の 高速処理 スキャナ連携 クラウド連携 ドキュメントビューワ アクセスログ収集 監査レポート つながる 豊富な機能 堅牢な 基盤 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 21
  18. 14c 12c 11g Oracle WebCenter Contentの歴史 22 Copyright © 2025,

    Oracle and/or its affiliates | コンテンツ管理のコア製品として機能強化・拡充を継続 2006年12月 Stellent買収 2007年10月 UCM10gR3 オラクル製品との統合 業務アプリケーション連携 2010年7月 UCM11gR1(11.1.1.3.0) アーキテクチャを刷新 デスクトップ機能強化 2011年12月 WCC11gR1(11.1.1.6) WebCenterリブランド フォルダ機能強化 電子署名機能 2013年8月 WCC11gR1(11.1.1.8.0) 新しいWeb UI モバイルアプリ(iOS/Android) SharePoint連携 2015年5月 WCC11gR1(11.1.1.9) Web UI 機能拡充 2015年10月 WCC12c(12.2.1.0.0) ハイブリッドECM 動画トランスコーディング アノテーション etc. 2016年10月 WCC12c(12.2.1.1.0) NativeUI:ごみ箱 WebUI:スキャナ連携 ハイブリッドECM改善 2017年8月 WCC 12c(12.2.1.3.0) レコード管理機能の刷新 アノテーション変更 管理:Java Applet廃止 2020年7月 WCC12c(12.2.1.4.0) Elasticsearch対応 SAML 2.0 (IDCS) 対応 OCI マイグレーション Office 365サポート 2023年1月 WCC12c(12.2.1.4.0) OCI Search Service with OpenSearch 対応 2022年4月 WCC12c(12.2.1.4.0) OCI Object Storage対応 Object Storage Migration tool 提供開始 2024年4月 WCC12c(12.2.1.4.0) マーケットプレイス版WCC For OCI(UC)提供開始 2024年12月 WCC14c(14.1.2) 最新プラットフォーム対応 クラウドシフトへの対応 2025年2月 WCC14c(14.1.2) マーケットプレイス版WCC For OCI提供開始 10g
  19. 豊富な機能 23 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates |

    エンタープライズコンテンツ管理として必要な機能を、製品標準として提供 全文検索 検索条件の絞込み 検索結果表示の変更 メタデータ検索 フォルダ階層 有効期限管理 画像レンディション生成 HTML変換 サムネイル生成 PDF変換 MS Office連携 モバイルアプリ(iOS/Android) ポータル連携 WebサービスAPI REST API 業務アプリケーション連携 LDAP連携 レコード管理 仮想バインダー(フォリオ) Windowsエクスプローラ 格納先管理 UIの多言語対応 検索結果の保存 期限切れコンテンツの確認 ごみ箱 カスタムメタデータ 依存関係リスト(DCL) メタデータの自動入力 注釈(アノテーション) 購読(新着通知) メール通知 相互コメント Webブラウザ プレビュー バージョン管理 チェックイン・チェックアウト アクセス権限管理(3パターン) ワークフロー アクセス履歴管理 基本 検索 変換 連携 保管 管理 クライ アント 分類 付加 価値 システム 基盤
  20. 豊富な機能 24 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates |

    複数部門をまたがる業務フローや複雑な権限管理を必要とする要件に柔軟に対応 セキュリティグループ (※必須) 階層構造型「アカウント」セキュリティ アクセス制御リスト (ACL) 事業部 課 課 グループ グループ グループ グループ グループ グループ セキュリティグループ 公開 社内 機密 ロール 役員 RWDA RWDA RWDA 部長 RW RWD RWD 一般社員 RW R - 派遣社員 R - - グループ別権限 事業部 全体権限 課全体 権限 R: 読込 W: 書込 D: 削除 A: 管理
  21. 堅牢な基盤 25 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates |

    Oracle WebLogic ServerおよびOracle Databaseと連携した高性能・高可用性システム 1. 1レコードあたり数百に及ぶ属性データの管理 2. 複雑なアクセス権限管理 3. 上記1. 2. を実現した上で、大量のコンテンツやトラン ザクションを効率的に処理できる仕組み Stellent社のコンテンツ管理製品を買収後、コンテンツ 管理エンジンと基盤の親和性に積極的に投資。 利用者が数万人規模、総データ量が数ペタバイトで の稼働実績 (*1) があり、企業レベルのコンテンツ管理シ ステムとして高い完成度にあります。 (*1)Hyundai Motorほか 業務テンプレートやコンテンツ管理エンジンの機能充足 度だけでなく、基盤となるアプリケーションサーバやデー タベースも含めたトータルなシステムとしての完成度が 求められます 企業レベルのコンテンツ管理システムに求められる要件 要件を実現するために必要なこと Oracle WebCenter Contentの価値 業務テンプレート コンテンツ管理 エンジン APサーバ データベース 一般的なECM製品 業務テンプレート コンテンツ管理 エンジン APサーバ データベース 基盤として 重視すべきポイント 業務テンプレート コンテンツ管理 エンジン WebLogic Server Oracle Database Oracle WebCenter Content
  22. 堅牢な基盤 Oracle Databaseでファイルを保管することで、OS管理者による過失および故意によるファイル取得・紛失を防ぎます。 Oracle Databaseが提供する情報保護機能 (*1) をそのまま利用することにより、DB管理者による不正取得を防ぎます。 26 Copyright ©

    2025, Oracle and/or its affiliates | コンテンツを安心・安全・セキュアを保護するデータベースによるファイル保管 Oracle Database 一般的なコンテンツ管理アプリケーション メタデータ (データベース) ファイル (ファイルシステム) 検索インデックス (専用製品) Oracle WebCenter Content メタデータ ファイル 検索インデックス DB管理者 OS管理者 DB管理者 OS管理者 職務分掌 データ暗号化 監査証跡 etc… (*1) Transparent Data Encryption, Database Vault, Audit Vault & Database Firewall など
  23. 利用イメージ1:コンテンツ管理アプリケーション 27 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates |

    作成した成果物を分類・保管し、複数用途へのコンテンツ活用を促進 イントラ/エクストラ 公開サイト 社内 作成者 Webサイトから公開情報を参照 • アクセス権 • 版管理 • 属性情報 • 検索 デジタル コンテンツ管理 文書管理 参照者 文書(原本)を登録 • ワークフロー • エクスプローラ連携 • 有効期限 • フォーマット変換 • アノテーション Oracle WebCenter Content アクセス権制御で許可された情報を参照 Webサイト 業務ポータル 参照者 Windows Explorerから フォルダを辿って取得 ブラウザから 公開文書を検索して参照 モバイルアプリ
  24. ワークフロー(BPM) 商品データベース(PIM) プロジェクト管理 顧客システム(CRM) 利用イメージ2:コンテンツ保管庫(リポジトリ) 28 Copyright © 2025, Oracle

    and/or its affiliates | 他システムで登録された文書や画像を一元管理。登録コンテンツのライフサイクル管理や再利用性向上を実現 Oracle WebCenter Content • 属性分類 • アクセス権限 • 監査ログ収集 • 監査レポート生成 • ライフサイクル管理 • 全文検索/属性検索 • 連携I/F • 複数UI • レスポンス維持 WCCのユーザーインタフェースから コンテンツを検索/閲覧
  25. ライフタイム・サポート・ポリシー 30 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates |

    リリース・バージョン GA Date Premier Support Ends Extended Support Ends Fusion Middleware 14c (14.1.2) Dec 2024 Dec 2029 Dec 2032 Fusion Middleware 12c (12.2.x) Oct 2015 - Apr 2016 Dec 2026 Dec 2027 Oracle Fusion Middleware - Oracle Lifetime Support Policy https://www.oracle.com/us/assets/lifetime-support-middleware-069163.pdf
  26. Oracle WebCenter Content For OCI マーケットプレイス版のみ利用できる主な機能 Redwood UI and Viewer(※)

    Smart Tagging AI Agent Framework Public Links / Applinks Conversational Search WebCenter Content Reports Virus Scanning Semantic Search ※2025年7月時点 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 32 ※オンプレミス・ソフトウェアでも利用可能になりました
  27. Redwood UI and Viewer Redwood UI • 一般ユーザー向けのWCCの幅広い機能へのアクセスを提供 - ライブラリおよびフォルダの操作

    - ファイル操作 - 検索(ファイル、フォルダ、ライブラリ、拡張検索、セマンティック検索) - お気に入り、ごみ箱 • 日本語を含む30言語にローカライズ Redwood UI Viewer • ファイルのプレビュー表示 • プレビューに注釈(アノテーション)を設定可 • 右パネルにサマリー、メタデータ、セキュリティ、リビジョン、注 釈、リンク、ワークフローなどのコンテンツ情報をまとめて表示 • 他アプリに埋込可能なダイレクトアクセスURL 33 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | マーケットプレイス版のみ利用できるRedwoodデザインの最新ユーザー・インターフェース オンプレミス・ソフトウェアおよび マーケットプレイス版で利用可
  28. WCC on Marketplace Public Links ゲスト・ユーザーに対して、特定のフォルダおよびファイルへのアクセスを 可能とするリンク(=パブリック・リンク)を作成・管理 • パブリック・リンクの権限はR/RW/RWDの3つ -

    R(読取り): ファイルのプレビュー/ダウンロード、フォルダの参照 - RW(読取り+書込み): R権限+ファイルのアップロード/更新、サブフォルダの作成 - RWD(読取り+書込み+削除): RW権限+ファイル/フォルダの削除 • パスコードおよび有効期限(年月日)を設定可 - 管理者によりパスコードの入力必須化、最大有効期限日数を設定可 パブリック・リンクの利用条件 • SharedLinksコンポーネントが有効化されていること • Redwood UIからのみ利用可 • パブリック・リンク作成対象のアイテムはフォルダに格納されること • ファイルおよびフォルダを削除(ごみ箱に移動)すると、作成済パブリック・ リンクは無効になります • レコード管理が有効化されると、パブリックリンクはサポートされません 34 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | ゲスト・ユーザーに対して、特定のフォルダおよびファイルをリンクで共有 登録/リンク作成 社外ユーザー (ゲストユーザー) パブリック・リンク による共有 パブリックリンク 作成 マーケットプレイス版のみ 【制限事項】 ファイルのパブリックリンクは、Read(R)のみ作成可。フォルダはR/RW/RWDすべて作成可
  29. Applinks 3rd PartyアプリケーションのUIに、WCCのフォルダやファイルを埋め込み表示するURLやアクセストークンを作成するAPI • ファイルおよびフォルダへの操作は、Applnk作成時に指定したアクセス権限 (R/RW/RWD)が適用されます • ファイルへのアクセス履歴は、 Applink作成時に指定したユーザー名が記録されます WCCのアカウントを持たない3rd

    Partyアプリケーションのユーザーでも、WCCユーザーのようにフォルダやファイルを操作でき ます 35 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 3rd PartyアプリケーションのUIにWCCのフォルダやファイルを連携・表示 3rd Party アプリケーション Applinksの払出しと画 面埋込みプログラム WCC For OCI インスタンス 3rd Partyアプリケーションの画面 WCCのRedwoodUI の画面を埋め込み 3rd Partyアプリ 利用ユーザー (非WCCユーザー) Create a Applink to a Folder (R) アクセス履歴は Applink作成時の ユーザー名で記録 マーケットプレイス版のみ
  30. Smart Tagging 概要 • WCCに登録された画像ファイルを自動解析し、検索で利用でき るタグをメタデータとして自動追加 - Tagsメタデータフィールド(xDocumentTags)に設定されます • 自動追加されたタグは、プレフィックスとして『#』が設定されます

    - 手動追加されたタグには#は設定されません • 追加されたタグは、メタデータの編集画面より削除可 • ライブラリ単位でSmart Tagging機能のON/OFFを設定 構成方法 • ATPのOMLと連携で実現 - 設定手順はMOSドキュメント3023045.1を参照 36 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | AI/MLによる画像解析で、検索用のタグをメタデータとして自動追加 手動入力タグ 先頭に # が付くタグはSmart Taggingで自動追加されたもの 【制限事項】 自動追加されるタグは英語のみ マーケットプレイス版のみ
  31. WebCenter Content Reports コンテンツの操作ログを集計し、管理者向けのダッシュボード およびレポートを表示 • Dashboard(ダッシュボード) • Content Accessed(コンテンツアクセスレポート)

    • User Access Report(ユーザーアクセスレポート) • Admin Report(管理者レポート) • Search Reports(検索レポート) レポート画面はOracle APEXで事前構築済 • Content Trackerコンポーネントを有効化し、操作ログをWCCの データベースに保管・蓄積 事前準備やレポート画面の操作方法は、以下ドキュメントを参照 • Using Oracle WebCenter Content Reports 37 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 管理者向けコンテンツ操作レポート マーケットプレイス版のみ 【制限事項】 英語UIのみ
  32. アップロード・ファイルを安心安全に保管・共有できます ウィルススキャン機能が追加されました • アンチウィルスソフトとしてClamAV(※) を使用します • ウィルスが検知されたファイル、スキャンできなかった(パスワード保護された)ファイルのアップロードを拒否 • 管理者設定により、スキャン処理や検出時の動作を変更できます -

    スキャンを同期または非同期で実行(デフォルトは非同期) - スキャンされていないファイルのアップロードを許可(デフォルトは許可しない) • スキャン対象 - アップロードされるすべてのファイル - 以前にスキャンされていないダウンロードされるすべてのファイル • 利用条件 - WCC For OCIのバージョン25.3.1以降の新規プロビジョニング、もしくは 既存環境に25.3.1以降のパッチを適用 - ClamAVサービスの有効化および起動 - コンポーネントマネージャよりVirusScanIntegrationコンポーネントを有効化 WebCenter Content Virus Scanning (※)ClamAV(クラム・エーブイ) ウイルスやマルウェアを検出するオープンソースのアンチウイルスソフト。 主にLinux環境で利用されています https://www.clamav.net/ マーケットプレイス版のみ コンテンツ・アイテム'WCC000451'を正常にチェックインできませんでし た。 Unable to checkin file 'Password_PDFproEnvelope.pdf'. Virus scanner returned 'ENCRYPTEDPDF'. Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 38
  33. 概要 • 自然文で検索文を入力すると、WCC側でその意味や文脈を 考慮し、関連性の高いコンテンツを提供します - 検索精度の向上により業務の効率化が期待できます • ユーザーのアクセス権限により、セマンティック検索の結果は変化 - 従来の検索機能と同じで、セマンティック検索もWCCのアクセス権限

    管理に応じた検索結果を返します • ユーザーはドキュメントをアップロードするだけ。特別な操作不要 - 索引はバックグラウンドで自動的に作成されます 利用条件 • マーケットプレイス版WCC14c For OCI + Oracle Database 23ai Autonomous (※2025/4/25時点) - Oracle Database 23aiの新機能Oracle AI Vector Searchを利用 セマンティック検索(Semantic Search) Oracle Fusion Middlewareの開発計画につ いて教えて でセマンティック検索を実行 Oracle Fusion Middlewareの今 後の方向性 が最上位に表示 マーケットプレイス版のみ 【制限事項】 セマンティック検索結果のフィルタリング(絞り込み検索)はできません Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 39
  34. 会話型検索(Conversational Search) 概要 • プレビュー中のドキュメントの内容について自然言語で質問し、 関連情報を効率的に取得できます • ドキュメントの要約、インタラクティブな質問応答、コンテキストを 考慮した応答をサポート •

    OCI Generative AIとの接続を構成するだけ。簡単に 利用開始が可能 • 選択可能なモデル - cohere.command-r-plus-08-2024 - meta.llama-3.3-70b-instruct 利用条件 • マーケットプレイス版WCC14c For OCI + Oracle Database 23ai Autonomous + OCI Generative AI - Oracle Database 23aiのOracle AI Vector Searchを利用 - WCCのセマンティック検索機能が構成済であること - OCI Generative AI Serviceを利用可能なリージョンのサブスクライブ済であること 40 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | マーケットプレイス版のみ
  35. AIエージェント・フレームワーク 概要 • WCC上で稼働するインテリジェントなAIアシスタント • WCC内のコンテンツを利用し、ユーザーからの質問に的確に回答 • ユーザーに代わってWCCに関する各種操作を実行 - フォルダ作成、ファイル削除、セキュリティ・リソースの追加など

    • 事前定義済のデフォルト・エージェントの提供 - WccDocumentationAgent(WCCに関する質問に回答するエージェント) - SecurityAgent(セキュリティ・リソースの操作を支援するエージェント) - FrameworkFolderAgent(フォルダ操作を支援するエージェント) - OnboardingAgent(新規ユーザーのWCCセットアップを支援するエージェント) • IDCサービスの実行カスタム・エージェントの作成もサポート • LLM - OpenAIのGPT-4o-miniもしくはGPT-4oを利用(※別途課金が発生) 41 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | WCCDocumentationAg entの利用イメージ マーケットプレイス版のみ Agent Studio (エージェントの管理)
  36. Fusion Applications(FA) Integration アプリケーション・プロセスへの組み込み、アプリケーションの範囲外でコ ンテンツを安全に保存など、WebCenter Contentを使用してFAを拡張 させることができます 利用例 • FAでのWebCenter

    Contentの使用 - FAのお客様は、FAプロセスに参加していないユーザー(1,000以上のサプライヤーや 顧客など)とファイル共有が必要な場合、FAとのWCC統合を利用することができま す • ヘッドレス方式でのWebCenter Contentの使用 - お客様は、顧客や従業員の申請プロセスのオンボーディングの一部として、ドキュ メントを追加/取得/検索するためのAPIを利用できます。一度アップロードするとで、 ドキュメントを表示するためのビューアが可能になります • VBCSでのWebCenter Contentの使用 - VBCSには、文書の一覧表示や閲覧、検索を行うための事前構築済のWCCコン ポーネントが提供済で、それらをそのまま使用したり、アプリの一部として使用したり することができます 42 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | Oracle Sales and Service との連携 Managed Attachments(管理対象添付文書) マーケットプレイス版のみ
  37. Digital Media Transcoder 概要 • 登録された動画ファイルから、各種デバイス向けに最適化されたMP4形式のレ ンディションを自動生成します • 生成されるレンディションは以下3つ: -

    Small Rendition: 480p(SD) - Medium Rendition: 720p(HD) - Large Rendition: 1080p(フルHD) • サムネイル画像も自動生成 • トランスコード対象の動画ファイル形式: - mp4、mov、mkv、m4v、flv、avi、3gp、webm、mpg、mpeg、3g2、wmv、asf、swf、 vob、divx、ogv、mxf メリット・効果 • ユーザーは再生環境を問わず最適な画質で動画を視聴できます • 手作業による動画変換作業を大幅削減できます 利用条件 • DigitalMediaTranscoderコンポーネントの有効化 43 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 動画ファイルのトランスコーディング機能 作成される動画レンディション 動画サムネイルの作成 マーケットプレイス版のみ
  38. 概要 • Outlookアドインを利用し、WCCのドキュメントやフォルダをRedwood UIで操 作できるになりました - Outlookアドインは、メールおよびカレンダーで利用可 • 操作 -

    アイテムの挿入 • WCC内のドキュメントのリンクもしくは添付ファイルを挿入する • WCC内のフォルダのリンクを挿入する - アイテムの保存 • メール本文もしくは添付ファイルをWCCのコンテンツとして取り込み、保存する 利用条件 • 管理者による設定作業が必要 - Exchange Server(Microsoft 365 Admin Center)にWCC環境に合わせて編集した manifestファイルをデプロイ - WccOutlookおよびAutoSuggestConfigの2つのコンポーネントの有効化 The Redwood UI Outlook Integration コンテンツの選択とリンクの挿入 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 44 マーケットプレイス版のみ
  39. Low-Cost Storage Tier Support 概要 • コンテンツ格納先としてオブジェクト・ストレージのすべてのストレージ階層を 利用できるようになりました - Standard(標準階層)¥3.925

    GB/月 - Infrequent Access(頻度の低いアクセス階層)¥1.55 GB/月+Data Retrieval費 - Archive(アーカイブ階層)¥0.403 GB/月 • アクセスパターンや利用頻度にあわせて、最もコスト効率の高いストレージ階層を 選択できるようになりました • オブジェクト・ストレージのライフサイクル・ポリシー・ルールによるライフサイクル管理 およびス自動階層化(Auto-Tiering)をサポート • Supresses duplication(重複の抑制) - 既存文書と内容が同一の文書が新しくアップロードされた場合、オブジェクト・ストレージに 新しい文書は登録されず既存文書に自動的に紐付け 主な利用シーン • 電子帳簿保存法などの法令対応や社内規定などにより、長期間の保管が義務付けられた大量の電子ファイルをコスト効率の高い Archive階層を活用して保管 45 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | マーケットプレイス版のみ
  40. WebCenter Content Sync Client 概要 • クライアントPCにインストールして利用する同期型クライアント • 同期クライアントより選択したWCC内のフォルダおよびその中のファイルをクライアントPCに同期 •

    同期したフォルダやファイルは、オフライン状態でも操作が可能 - オンライン復帰時に変更内容がWCCに自動反映されます 利用条件 • Windows OSのみ 46 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | マーケットプレイス版のみ 同期対象フォルダの選択 WCC上のフォルダをクライアントに同期
  41. OCIサービスとの連携によるWebCenter環境の運用監視 OCI Logging / Monitoring ほか 監視項目 要件 基本サービス 追加サービス

    死活・稼働状態監視 システムを構成する各機器の健全性確認し、問題が発生し た場合に早期に検知し対応できる仕組みを確立する Monitoring Notifications Stack Monitoring 性能監視 システムの性能要件が維持されていることを確認し、業務特 性やピークの特性を踏まえて性能監視・チューニングを行う Monitoring ー ログ管理 システムの正常動作、およびエラーや障害などのログを日常 的に取得・管理することで問題発生時のトラブルシューティン グや法規制に対応する Logging Log Analytics ー 青太字: プロビジョニング時に自動構成済 紫太字: プロビジョニング後の追加構成スクリプトを提供 黒文字: 追加で利用可(WebCenterとの連携機能無) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 47 マーケットプレイス版のみ 引用)OCI運用監視サービス P.5「システムの運用監視要件に対応するOCIサービス」 https://speakerdeck.com/oracle4engineer/oracle-cloud-observability-and-management-platformgai-yao?slide=5
  42. 主なスクリプト(ツール)のご紹介 システム運用を効率化する各種ツール(スクリプト)の提供 マーケットプレイス版のみ ツール(スクリプト) 説明 patch_tool.sh WCCインスタンスに対して、Java/WLS/WCCまとめてパッチの適用および管理をおこなうツール dns_and_cert_manager.sh WebCenter環境にカスタム・ドメインを適用し、SSL証明書を構成するためのツール stack_manager.sh

    WCCインスタンスのスケール・アウトおよびスケール・インを実行するツール backup_domain.sh restore_domain.sh WebCenterドメインのバックアップおよびリストアを実行するツール backup_middleware_home.sh restore_middleware_home.sh Middlewareホームのバックアップおよびリストアを実行するツール configure_ms365_office_online.sh MS Office 365 for webとの連携を構成するツール dr_manager.sh クロスリージョンのDR環境の構築および制御で利用するツール manage_schema_auth.sh WCCのスキーマパスワードの有効期限切れを修正(パスワードを再設定)するツール configure_all_traffic_443.sh すべての外部 https トラフィックに対して、443ロードバランサ・ポート経由に構成するツール configure_tls13_lb_ciphers.sh ロードバランサ・リスナーの TLS 1.3 暗号を構成するツール clamav_manager.sh ClamAVサービスの起動・停止、AntiVirusデータベースの更新、等を実行するツール webcenter_server_manager.sh WebCenterスタックのWebLogic Serverのライフサイクル(起動・停止など)を管理するツール Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 48 Using Oracle WebCenter 14c (14.1.2) on Marketplace https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/webcenter/webcenter-on-marketplace/index.html
  43. マーケットプレイス版WebCenter Content For OCI 各バージョンの新機能および変更点は、以下製品ドキュメントをご確認ください What's New for Oracle WebCenter

    Content on Marketplace 14c(14.1.2.0.0) • https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/webcenter-content/content-marketplace-whatsnew/index.html What's New for Oracle WebCenter Content on Marketplace 12c(12.2.1.4.0) • https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/webcenter-content/content-marketplace-new/index.html 新機能・変更点 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 49
  44. OCIマーケットプレイスからの作成 Stack Configuration • Resource Name Prefix - リソース名の接頭辞を指定 -

    コンピュートやネットワークなど、マーケットプレイスから作成される すべてのリソースの接頭辞として利用します • Quick Start - クイックスタートオプションでプロビジョニングします - デフォルトは未選択 • Check for license change of an existing stack - 既存スタックのライセンス種別を変更してプロビジョニングします - デフォルトは未選択 • Standby Stack Provisioning for Disaster Recovery - DR構成のためのクロスリージョンスタンバイスタックをプロビジョニングします - デフォルトは未選択 • SSH Public Key - SSHのパブリック・キーを指定します。キーは事前に作成します 51 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成
  45. OCIマーケットプレイスからの作成 Stack Configuration(続き) • OCI Policies - ネットワークなどプロビジョニングに必要なポリシーを自動作成します - デフォルトは選択済

    • Enable Authentication Using Identity Cloud Service - WCCの利用ユーザーをIdentity Domains(IDCS)で認証・管理するように構成します • 未選択の場合、WLSローカルのIDストア(Embedded LDAP)を使用します - デフォルトは選択済 • Enable Private Service - OCI FastConnectを利用するために、プライベート・サブネットにWCC環境をプロビジョニングします - デフォルトは未選択 • Enable All Traffic via 443 Port - すべてのトラヒックを443ポート経由のみ有効化します - デフォルトは未選択(16200, 16225などサーバー毎に異なるポート番号を利用) 52 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成
  46. OCIマーケットプレイスからの作成 Secrets Key Management • Use pre-created OCI Vault Secretsを未選択(※デフォルト)

    - パスワード等を保管するシークレットは、 選択したOCI Vaultに自動作成される - OCI Vault to store secrets • シークレットを保管するOCI Vaultを選択 • Use pre-created OCI Vault Secretsを選択 - 事前準備で各種パスワードを保管するシークレットおよびOCI Vaultを すべて作成し、プロビジョニング時のスタック変数として指定 • 事前作成が必要なシークレットはCreate Vault Secrets参照 - OCI Vault to fetch secrets • 事前作成されたシークレットが格納されたOCI Vaultを選択 53 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成(続き)
  47. OCIマーケットプレイスからの作成 Virtual Cloud Network • Create a Virtual Cloud Networkを未選択(※デフォルト)

    - 事前準備で作成した既存VCNを利用します - コンパートメントと、事前準備で作成したVCNを選択します • Create a Virtual Cloud Networkを選択 - プロビジョニング時に新規VCNを作成します - VCNを配置するコンパートメントを選択 - VCN名とCIDR(例:10.0.0.0/16)を指定 • 補足 - 既存VCNを利用する場合と、新規VCNを作成する場合で 各リソースの作成条件が異なります(次スライド参照) 54 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成(続き)
  48. (参考)新規VCNを作成する場合と既存VCNを利用する場合の違い 55 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates |

    リソース 新規VCNを作成する場合 既存VCNを利用する場合 サブネット • 各リソース専用のサブネットが自動作成(プライベート・サブ ネットx2、パブリック・サブネットx2) • 既存VCN内に作成されたサブネットをそのまま利用(最低でも プライベート・サブネットとパブリック・サブネットが各1つ以上必 要) Bastion • Bastionインスタンスは新規作成され、自動作成された Bastion用のパブリック・サブネット内に構成 • 既存Bastionインスタンスの利用もしくは新規Bastionインス タンスの作成が選択できます • 新規Bastionの作成を選択した場合、Bastionインスタンスは 選択したパブリック・サブネット内に構成 WCCインスタンス • WCCインスタンスは新規作成され、自動作成されたWCC用 のプライベート・サブネット内に構成 • WCCインスタンスは新規作成され、選択したプライベート・サブ ネット内に構成 ファイル・システム マウント・ターゲット • マウント・ターゲットおよびファイル・システムは新規作成される • マウント・ターゲットは自動作成されたマウント・ターゲット用の プライベート・サブネット内に構成 • 既存ファイル・システムの利用もしくは新規ファイル・システム の作成が選択できます • 新規ファイル・システムの作成を選択した場合、マウント・ター ゲットは選択したプライベート・サブネット内に構成 ロード・バランサ • ロード・バランサは新規作成され、自動作成されたロード・バ ランサ用のパブリック・サブネット内に構成 • ロード・バランサは新規作成され、選択したパブリック・サブネッ ト内に構成
  49. OCIマーケットプレイスからの作成 Content Storage • アップロードしたファイルおよび関連ファイルの格納先を選択 します • Database - ファイルは選択したデータベース内のFILESTORAGE表に

    BLOBsとして保存します • File System(※デフォルト) - ファイルはOCI FSSのファイル・システム内に保存します • Object Storage - ファイルはObject StorageのBucket内に保存します - 事前準備したObject Storageの情報を指定します • コンパートメント、バケット名(Default、Archive、Temp)、 User OCID、パブリック・キーのフィンガープリント、 OCI User Private Key 56 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成(続き)
  50. (参考)コンテンツ格納先の選択 ファイル・システム データベース オブジェクト・ストレージ 説明 ネイティブ・ファイルはvaultディレクトリ配下に、 Webレイアウト・ファイルはweblayoutディレク トリ配下に格納 その他ファイル(サムネイルなど)はweblayout ディレクトリに格納

    ネイティブ・ファイルおよびWebレイアウト・ファイ ルは、データベース内のFILESTORAGE表に BLOBsとして格納 その他ファイル(サムネイルなど)も FILESTORAGE表にBLOBsとして格納 ネイティブ・ファイルおよびWebレイアウト・ファイ ルは、Object StorageのBucketにオブジェクト として格納 その他ファイル(サムネイルなど)もObject StorageのBucketにオブジェクトとして格納 OCIサービス OCI File Storage Base DB/ATP/ExaDB-D OCI Object Storage 提供開始 2006年12月以前(買収前)より 2007年10月(10gR3)より 2022年4月(12c)より メリット シンプルでわかりやすい構成。WCC標準のコ ンテンツ格納先で稼働実績多数 機密度の高い文書の格納先としての実績が 豊富。データベースの機能でコンテンツのバッ クアップ/リストアが完結 大量のファイルを低コストで保管したい場合 に最適。ストレージ階層を活用したコンテンツ 格納にも対応 (※) 考慮点 コンテンツのバックアップ/リストアの方法および 手順を確立する必要あり データベースの肥大化およびそのメンテナンス や保守作業を考慮する必要あり 稼働実績が多くない コンテンツのバックアップ/リストアの方法および 手順を確立する必要あり コスト FSS ¥46.5 GB/月 ATP-S ¥17.1918 GB/月 BaseDB ¥3.9525 GB/月 Standard層 ¥3.9525 GB/月 Infrequent Access層 ¥1.55 GB/月+Data Retrieval費 Archive層 ¥0.403 GB/月 ユースケース 大容量ファイルダウンロード時の待ち時間を 減らし、ユーザー体験を向上させたい 機密度の高い文書をOracle Databaseでセ キュアに保管・管理したい 大量のコンテンツを低コストで保管したい。ス トレージ費用を節約したい (※) マーケットプレイス版25.7.1 – July 2025より利用可 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 57
  51. OCIマーケットプレイスからの作成 Database • WCCのリポジトリとして利用するデータベースを選択します - すべてのデータベースでスキーマの新規作成 or 既存スキーマの利用 を選択します。さらに、スキーマ・プレフィックスも指定します •

    Autonomous Transaction Processing Database - Serverless or Dedicated Infrastructureどちらでも可 - コンパートメントと事前準備で作成したATPの情報を指定 • Database System(※デフォルト) - OCI Base Databaseを利用。エディションは任意 - コンパートメントと事前準備で作成したBaseDBの情報を指定 • Exadata Database - Exadata Database Service on Dedicated Infrastructureを利用 - コンパートメントと事前準備で作成したExaDB-Dの情報を指定 58 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成(続き)
  52. OCIマーケットプレイスからの作成 Bastion Instance • Bastion Strategy(※既存VCNを利用する場合のみ) - Create New Bastion

    Instance • Bastionインスタンスを作成するパブリック・サブネット、 Bastion Host Shape(Standard.E4 or E5)を選択 - Bastionインスタンスは新規作成され、既存VCN内の選択した パブリック・サブネット内に構成 - Use Existing Bastion Instance • 既存BastionインスタンスのパブリックIPアドレス、 SSHプライベートキーを指定 - 既存のBastionインスタンスを利用するように構成 • Bastion Host Shape (※新規VCNを作成する場合) - Standard.E4 or E5 より選択 • Bastionインスタンスは新規作成され、新規VCN内のBastion インスタンス用のパブリック・サブネット内に構成 59 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成(続き) 【メモ】Stack ConfigurationでEnable Private Serviceを選択にした場合、この項目は表示されません
  53. OCIマーケットプレイスからの作成 WebCenter Content Compute Instance • Compute Shape - WCCインスタンスのコンピュート・シェイプを選択

    - VM.Standard.E4.Flex or VM.Standard.E5.Flex • OCPU Count - WCCインスタンスのOCPU数を1-64より指定 • Existing Subnet for WCC Compute Instance - WCCインスタンスを構成するプライベート・サブネットを選択 • 既存VCNを利用する場合のみ指定 • Node Count - 作成するWCCインスタンス数を1-8より指定 • 8以上で作成する場合は、ドメイン作成後にスケール・アウトのスクリプトを実行して拡張します 60 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成(続き)
  54. OCIマーケットプレイスからの作成 File System • Use Existing File System - 既存ファイル・システムを利用する場合は選択。デフォルトは未選択

    • 既存VCNを利用する場合のみ表示 • File System Compartment - ファイル・システムのコンパートメントを選択 • File System Availability Domain - ファイル・システムのADを選択 • Existing Subnet for Mount Target - マウント・ターゲットを作成するプライベート・サブネットを選択 • 既存VCNを利用し、Use Existing File Systemを未選択の場合のみ表示 • Existing File System ID - 既存ファイル・システムのOCIDを指定 • 既存VCNを利用し、Use Existing File Systemを選択した場合のみ表示 61 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成(続き) 【メモ】File Systemはコンテンツ格納先としてFile System以外を選択した場合でも必ず作成されます
  55. OCIマーケットプレイスからの作成 Load Balancer • Existing Subnet for Load Balancer -

    ロード・バランサを構成するパブリック・サブネットを指定 • Stack ConfigurationでEnable Private Serviceを選択した場合は、 プライベート・サブネットを指定 - 既存VCNを利用する場合のみ表示 • Minimum Bandwidth for Flexible Load Balancer - フレキシブルロードバランサの最小帯域幅(Mbps)を指定します - デフォルトは10Mbps - 最小値は10Mbps • Maximum Bandwidth for Flexible Load Balancer - フレキシブルロードバランサの最大帯域幅(Mbps)を指定します - デフォルトは400Mbps - 最大値は8000Mbps 62 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成(続き) 【メモ】ロードバランサはWCCインスタンスの台数に関係なく必ず作成されます(WCCインスタンスが1台でも作成されます)
  56. OCIマーケットプレイスからの作成 Identity Domain • Auto-Create Identity Domain App - 選択するとプロビジョニング時にIdentity

    Domainアプリを自動作成します - デフォルトは選択(自動作成) • Auto-Create Identity Domain Appを選択 - Identity Domainアプリを自動作成するコンパートメント、ドメイン名、 ユーザー名を指定します • Auto-Create Identity Domain Appを未選択 - 事前準備で作成したIdentity Domainアプリの情報を指定します - Identity DomainのURL、Identity Domainユーザー名、 クライアントID、クライアント・シークレットを指定します - Use pre-created OCI Vault Secretsを選択した場合 • クライアント・シークレットを格納したOCI Vaultのシークレットを指定 63 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成(続き) 【メモ】Stack ConfigurationでEnable Authentication Using Identity Cloud Serviceを未選択にした場合、この項目は表示されません
  57. (参考)Auto-Create Identity Domain App有効時に作成されるアプリケーション Identity Domain上に3つの機密アプリケーションと4つのSAMLアプリケーション、合計7個のIdentity Domainアプリケーション が作成されます 64 Copyright

    © 2025, Oracle and/or its affiliates | アプリケーション名 説明 <Prefix>_<id>_client WLS IDCS Security Providerとして利用 <Prefix>_<id>_wcc_public_client DesktopおよびOutlookのクライアント統合として利用 <Prefix>_<id>_webcenter_content WCC OAuth Resource App として利用 <Prefix>_ucm_saml UCM Server用のSAMLアプリケーション (https://wcchost:16200/cs) <Prefix>_capture_saml Capture Server用のSAMLアプリケーション (https://wcchost:16400/dc-console) <Prefix>_wcc_saml WCC ADF Server用のSAMLアプリケーション (https://wcchost:16225/wcc) <Prefix>_imaging_saml IPM Server用のSAMLアプリケーション (https://wcchost:16000/imaging) <Prefix>: プロビジョニング時に指定するResource Name Prefix <id>: プロビジョニング時に自動生成されるID
  58. OCIマーケットプレイスからの作成 WebCenter Content WebLogic Domain • WebCenter Content Admin User

    Name - WCCドメインの管理ユーザー名 - weblogic(変更不可) • WebCenter Content Admin Password - WCC管理ユーザー(weblogic)のパスワードを入力 (*1) - Use pre-created OCI Vault Secretsを選択した場合 • 管理ユーザーのパスワードを格納したOCI Vaultのシークレットを指定 • WebCenter Content Schema Password - WCCスキーマのパスワードを入力(*2) - Use pre-created OCI Vault Secretsを選択した場合 • WCCスキーマのパスワードを格納したOCI Vaultのシークレットを指定 65 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 変数の構成(続き) (*1)パスワードは8文字以上12文字以内で、数字、小文字、大文字、特殊文字を1つ以上含める必要があります。連続する3文字以上、繰り返しの4文字以上は使用できません (*2)パスワードは文字で始まり、最低2桁の数字、最低2文字の大文字、最低2文字の小文字、最低2文字の特殊文字 [$#_] を含み、15〜30文字の長さにする必要があります
  59. パッチの適用 OCIマーケットプレイスよりプロビジョニングしたWCCインスタンスに最新パッチを適用します • 【重要】このパッチ適用作業は必ず実施してください • マーケットプレイス版専用のパッチ管理ツール (patch_tool.sh)を利用します • 適用可能なパッチ有無の確認 •

    パッチの適用(例: 25.10.1を適用する場合) • パッチ管理ツールの詳細および利用方法は以下ドキュメントをご参照ください - https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/webcenter/webcenter-on-marketplace/index.html#about-the-patch-tool 66 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | cd /u01/scripts/patch sh patch_tool.sh --list_available_patches cd /u01/scripts/patch sh patch_tool.sh --apply_patch --patch_version 25.10.1 --ssh_key_path <provide ssh private key for opc>
  60. プロビジョニング後の作業について WCCを利用する各ユーザーが、ユーザー・ロケールを変更(選択)します この作業は各ユーザーがそれぞれ実施します • WCCのネイティブUI にログイン • 右上のユーザー名をクリック • User

    Localeで日本語を選択し、Overrideの チェックボックスを選択 • User Time Zoneで(UTC+09:00) Tokyo - Japan Time (JT)を選択し、Overrideのチェックボックスを選択 • Updateをクリック 69 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 1. ローカライゼーションの設定(WCCの標準UIを日本語表示にする) https://<LB Public IP>:16200/cs/
  61. プロビジョニング後の作業について プロビジョニング直後のWCC環境のフォント・パスには /u01/jdk/jre/lib/fonts/ が設定されています。この設定のまま日本語を含むファイ ルをチェックイン(アップロード)すると、ファイルのプレビューやPDF変換機能で自動生成されたWeblayoutファイルの日本語が正しく表示 されません(文字化けします) そのため、WCCコンピュート・インスタンス上にTrueTypeの日本語フォントを追加し、UCM_ServerおよびIBR_Serverの フォント・パス に追 加した日本語フォントへのパスを追加します

    • WCCインスタンスにTrueType日本語フォントを追加 - 例)/usr/shared/fonts/配下にVLゴシックフォントファミリ(VLGothic Font Family)をインストール • インストールしたフォントのパスをメモする • WCCのネイティブUI にシステム管理者でログイン • 管理→管理サーバー→一般構成をクリック • フォント・パスにインストールしたフォントパスを追加し、保存する • UCM_Serverを再起動する • IBR_Serverにも管理画面からフォント・パスを追加し、再起動する 70 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 2. 日本語フォントの追加(フォント・パスに別途インストールした日本語フォントを追加)
  62. プロビジョニング後の作業について プロビジョニング直後のWCC環境は「メタデータ検索」が有効化されてます。ここではOracleTextをWCCの全文検索エンジン として利用するように「全文検索機能」を構成することで、必要なファイルを見つけやすくします • WCCのネイティブUI にシステム管理者でログイン • 管理 > 管理サーバ

    > 一般構成 をクリック • 追加の構成変数: に以下を追加します • 保存をクリックします • UCM_Serverを再起動する • WCCのネイティブUIにシステム管理者でログイン • デスクトップ管理ツールからリポジトリ・マネージャを起動 • インデクサタブ→コレクション再構築サイクルの起動し、インデクサを 再構築する 71 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 3. 全文検索機能の有効化(ORACLETEXTSEARCHを構成) SearchIndexerEngineName=ORACLETEXTSEARCH
  63. プロビジョニング後のオプション作業について IAM - Identity Domains(IDCS)で管理されるユーザーでWCCにSSOしたい場合 • SAML2 IDCS Single Sign-On(SSO)

    の構成 - プロビジョニング時に自動構成が可能だが、後から手動で構成したい場合のみ実施する カスタム・ドメイン(例: https://wcc.company.com)でアクセスできるようにしたい • DNSおよびSSL証明書のセットアップ 72 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates |
  64. プロビジョニング後のオプション作業について IAM - Identity Domains(IDCS)を利用して、WCCの利用ユーザーの認証・認可を制御する場合に構成します 作業手順 • Configure SAML2 IDCS

    Single Sign-On in WebCenter Content の通りに実施する 構成時のポイント • WCC For OCIプロビジョニング時に作成したIDCS機密アプリケーションとは別に、SAML2 IDCS SSO用にもう1つIDCSの機 密アプリケーションを作成します • 実際の構成処理はWCCのコンピュート上で /u01/scripts/sh/configure_sso.sh を実行するだけ • 最終的に、Script execution completed successfully が表示される(所要時間: 約30分程度) 73 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | SAML2 IDCS Single Sign-On(SSO) の構成 [oracle@wccmp-wls-1 sh]$ nohup sh configure_sso.sh --idcs_tenant idcs-4a72c4f154814079a3dce33697f4eb12 --idcs_domain identity.oraclecloud.com --idcs_client xxxxxxxxxxxx --idcs_client_secret yyyyyyyyyyyyyy --idcs_username [email protected] -- service_host xxx.xxx.xxx.xxx & <May 20, 2024 03:20:57 AM GMT> <INFO> <configure_saml2_sso> <(host:wccmp-wls-1) - Successfully applied SAML2 settings.> <May 20, 2024 03:20:57 AM GMT> <INFO> <configure_saml2_sso> <(host:wccmp-wls-1) - Completed SAML2 IDCS Single Sign-On configuration.> <May 20, 2024 03:20:57 AM GMT> <INFO> <configure_sso.sh> <(host:wccmp-wls-1) - Script execution completed successfully.>
  65. プロビジョニング後のオプション作業について 作成完了後の確認 • IDCS上にSAMLアプリケーションが4つ作成される - [スタック名]_capture_saml (Capture_Server用) - [スタック名]_imaging_saml (IPM_Server用)

    - [スタック名]_ucm_saml (UCM_Server用) - [スタック名]_wcc_saml (WCCADF_Server用) • IDCSグループも4つ作成され、すべてのSAMLアプリケーションに割当て済 - admin / contributor / guest / sysmanager - UCMの事前定義済みロール(18.3.1 Predefined Roles)にマップされます - WCCの利用ユーザーは、上記のグループいずれかにアサインします • SAML2 IDCS SSO構成後の注意点 - weblogicユーザーは、SSOを構成した4つの管理対象サーバにサインインできません • WCCのロール(=IDCSのグループ)がアサインされたIDCSユーザーのみサインインできる • weblogicユーザーは、IBRサーバやWLS管理コンソールへのサインイン、UCMサーバの管理アプレット起動時、に利用 74 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | SAML2 IDCS Single Sign-On(SSO) の構成
  66. プロビジョニング後のオプション作業について マーケットプレイス版WCC For OCIでは、WebCenterスタックのパブリック・ロード・バランサに外部ドメインホストをマッピング し、SSL証明書を設定することができます。 作業手順 • Set Up DNS

    and SSL Certificate for WebCenter 構成時のポイント • 主にWebLogic Serverの管理サーバが稼働するWCCインスタンス(インスタンス名がxxx-wls-1)で作業します • dns_and_cert_manager.shスクリプトを実行し、ロード・バランサ証明書とDNSレコードを作成します - DNSレコードに対応するネームサーバーホストが出力されます • 出力されたネームサーバーホストをドメインレジストラ(カスタム・ドメインを取得したサービス側)に追加します • プロビジョニング時にSAML SSOが構成済の場合、外部ドメインにネームサーバーを登録した後、サービスホスト名にマッ ピングするためにSAML SSOを再設定するスクリプトを実行する必要があります 75 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | DNSおよびSSL証明書のセットアップ
  67. Compute#2 Compute#1 インスタンス構成とサーバー配置 ATP-Serverless、WCCは2ノード、ファイル格納先はObject Storage 76 Copyright © 2025, Oracle

    and/or its affiliates | UCM Cluster UCM_Server1 AdminServer UCM_Server2 IBR Cluster IBR_Server1 WCCADF Cluster WCCADF_Server1 WCCADF_Server2 IPM Cluster IPM_Server1 IPM_Server2 Capture Cluster Capture_Server1 Capture_Server2 Load Balancer Bastion Instance OCI Vault Key Management データベース ATP-Serverless 共有ディレクトリ OCI File Storage Mount Target OCI Logging WCC For OCIでプロビジョニングされる範囲 最初のノードにAdminServerと Inbound Refineryが構成 ファイル格納先 OCI Object Storage ユーザー管理 IAM Identity Domain
  68. リスナーおよびバックエンド・セットの設定 ロード・バランサの構成 バックエンド・セット 宛先ポート 分散ポリシー 説明 <スタック名>-wlsadmin-bset 9002 ラウンド・ロビン WLS管理サーバ

    <スタック名>-cs-bset 16200 ラウンド・ロビン WCCネイティブUI <スタック名>-dcconsole-bset 16400 ラウンド・ロビン Captureコンソール <スタック名>-ibr-bset 16250 ラウンド・ロビン IBR管理UI <スタック名>-imaging-bset 16000 ラウンド・ロビン Imaging管理UI <スタック名>-intradocsvr-bset 4444 ラウンド・ロビン Intradocサーバポート <スタック名>-wcc-bset 16225 ラウンド・ロビン WCCUI(Web UI) リスナー プロトコル ポート バックエンド・セット <スタック名>-wlsadmin-lsnr TCP 9002 <スタック名>-wlsadmin-bset <スタック名>-cs-lsnr HTTPS 16200 <スタック名>-cs-bset <スタック名>-dcconsole-lsnr HTTPS 16400 <スタック名>-dcconsole-bset <スタック名>-ibr-lsnr HTTPS 16250 <スタック名>-ibr-bset <スタック名>-imaging-lsnr HTTPS 16000 <スタック名>-imaging-bset <スタック名>-intradocsvr-lsnr TCP 4444 <スタック名>-intradocsvr-bset <スタック名>-wcc-lsnr HTTPS 16225 <スタック名>-wcc-bset Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 77
  69. 共有ディレクトリの構成(WCCコンピュート・インスタンス) OCIファイル・ストレージのマウント設定(MWホーム、Javaホーム、 Intradocディレクトリが配置) ブート・ボリューム (360GB) ブロック・ボリューム-a (50GB) ファイル・ストレージ・サー ビス ブロック・ボリューム-b

    (50GB) /u01/data/domains/wcc_domain (WCCドメインホーム) /u01/app (Javaホーム、Middlewareホームなどソフトウェアのインストール・ディレクトリ) /u01/shared/ucm/cs (UCMインスタンス・ディレクトリ、VaultおよびWeblayoutディレクトリを含む) WCCコンピュート・インスタンス Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 78