
- イーロン・マスクは11月29日、Xを見捨てる広告主はくたばれとコメントした。
- だが、Xを売却するのか、あるいは私財を使って運営を続けるのか、という質問への返答は避けた。
- 広告収入が減少している旧ツイッターは、終わりに近づいているかもしれない。だが、それは何を意味するのだろうか。
イーロン・マスク(Elon Musk)が2023年11月29日に登壇したディアルブック・サミット(DealBook Summit)で述べた中で最も注目されたのは、とても口にはできないある言葉だったが、マスクは繰り返し使った —— Fワードと呼ばれるものだ。
衝撃的だった(罵り言葉だからというだけではない)。ただ、インタビューの後には、大きな疑問が残った。「X(旧Twitter)は今後、どうなってしまうのか? 」ということだ。
マスクがXをボイコットすると脅すような広告主に対し「オーケー、一度だけ言おう。くたばれ」と述べた後、アンドリュー・ロス・ソーキン(Andrew Ross Sorkin)は、Xを存続させるために私財をつぎ込むかどうか、マスクに尋ねた。質問には直接答えず、「もしボイコットのせいで会社が破綻したら、いや確実に破綻する。そしてなくなるだろう」とマスクは述べた。
「あなた自身の中に『(Xを)売却すべき、または譲渡するべきではないか』と思う部分があるのか」という肝心な質問に、マスクは 答えなかった。つまり、それは頭痛の種でしかないようなのだ。
マスクは代わりに、反ユダヤ陰謀説に応じ物議を醸している、自身の最近のツイートの弁明に入った。
では、マスクはXから手を引いてしまうのだろうか。だとすれば、マスクの撤退戦略は何か。
Xは非常に厳しい状況のようだ。以前からすでに厳しかったが、それが今では、さらに厳しくなっている。
CEOのリンダ・ヤッカリーノ(Linda Yaccarino)が広告収入を一部でも救出できるのかどうか、誰にも分からない。広告主らはすでに、Xから逃げている。
そして、ヤッカリーノがXに留まるかどうかさえ疑わしい。
報道によるとヤッカリーノは、評判が永久に台無しになる前に辞めるよう忠告するメールを、広告担当者から受け取っているという。Xの広告営業スタッフが退職しているという、別の報道もある。
だが、11月29日にマスクがあの様な発言をした今、ヤッカリーノが成功する道があるとは考えにくい。
仮に、マスクがポケットマネーに手を伸ばす気がないとすると(そうしない、とはっきりとは言っていない。テスラの時もそうだった)旧Twitterはあと1年、あるいはあと5年、どのように存続していくのだろうか。
もしマスクが言った通り破綻したら、どうなってしまうのだろう。ただ終了するだけなのだろうか。
Xの負債を減らすため、マスクが密かに破壊工作を行っているという説もある。保険金目当てに、経営不振のレストランを燃やすようなことだ。個人的にこの説は、どちらかと言うと4Dのチェス・ゲームのようであり、よりシンプルでよりそれらしいのは、次の説だと考える。マスクはとにかく、ソーシャル・プラットフォームの運営が下手で、ばかげたことを言わないように衝動をコントロールすることができないだけだ。
人々は、マスクが買収した数日後から、「ツイッターは死んだ」と断言している。数カ月ごとに、レクイエムが行われているような感じだ。その度、棺桶に新たな釘が打ち込まれる。
だが、サイトは相変わらず稼働し、人々はそれを使っており、筆者もまだ、1日に18回はチェックしている。
今回は、本当に終わりが近づいているようだ。それもすぐそこまで。我々が知らない、そしてマスクが答えようとしないことは、このファイナル・ステージをいかに戦い得るか、ということだ。












