
- マイケル・ジョーダンがユタ州の自宅を売りに出している。
- しかし、2012年に売りに出したシカゴ郊外ハイランドパークの豪邸にもまだ買い手がついていない。
- 4度の値下げの末にファン垂涎のバスケットシューズ「エア・ジョーダン」までセットにしたが、それでも売れない。
- 不動産専門家によると、値付けが高すぎるのと、ジョーダン流にカスタマイズされすぎているのが売れない理由だという。
10月21日、ジョーダンはユタ州の高級住宅街パークシティにある1万平方フィート(約930平米)の自宅を売りに出した。購入時の価格は790万ドル(約8億6000万円)。2006年築のこの山中の隠れ家的物件には、ベッドルームが5つ、バスルームが8つあり、敷地内には滝も流れている。
すでに相応の価格での応札者が出てきているこの物件と対象的なのが、ジョーダンが2012年に売りに出したイリノイ州シカゴ郊外にある5万6000平方フィート(約5200平米)の大豪邸だ。
当初の売り出し価格は2900万ドル(約31億円)で、7年経っても売れないこの物件に、ジョーダンはいまも毎年10万ドル(約1080万円)の固定資産税を払い続けている。
どれほどの豪邸なのか、何で売れないのか、現地を訪ねたらわかってきた。
建物面積5200平米、敷地面積2万8300平米の空撮。

栄光の背番号「23」、まさにマイケル・ジョーダン邸。

売り出し以来、価格はダダ下がり。2019年10月時点で1490万ドル(約16億円)、当初の約半分まで値下げ。正確には1485万5000ドルで、各桁の数字を足すと「23」になる。もちろん偶然ではない。

敷地正門から邸宅までには立派な林が。プライバシーは完璧に守られる。

邸宅は隅から隅までジョーダン好みに仕立てられている。

屋外も壮観。魚が泳ぐ広い池とテニスコートが見える。

芝生に覆われたアイランド付きのインフィニティ・プール。

パッティング練習用のグリーン。

ピンやフラッグもすべてジョーダン仕様。

2015年、何とかこの物件を売りさばきたいと考えたエージェントは、購入者への特典として、エア・ジョーダンのすべてのモデルをジャストサイズでプレゼントする大胆な企画を考えついた(が、それでも売れなかった)。

ジョーダンはこの大邸宅で19年間暮らした。

中央玄関を入ると、奥にピアノルーム。

プレイボーイ誌を創刊した実業家ヒュー・ヘフナーの豪華マンションに備えつけられていたドアがここに。入ってみよう。

ビリヤード台の置かれた部屋。

建物の中央にはフルサイズのバスケットコート。

センターコートにも「ジャンプマン」ロゴ。ジョーダンの子どもたちの名前が添えられている。

ガラス越しにコートが見える巨大な控室。

イラクの首都バグダッドの街並みを模したダイニングテーブル。

キッチンには大きな天窓から陽光が降り注ぐ。

売れずにいるうちに家が腐るのでは……心配はいらない。ジョーダンは管理人を雇って、豪邸を常にピカピカの状態に保っている。

固定資産税は年間10万ドル(約1080万円)以上。売りに出してからすでに80万ドル(約8700万円)以上支払っている計算になる。

ベッドルームの数は「9」。

バスルームの数は「19」。

風格を感じるシガールーム(喫煙室)。

脇にはカードテーブル。ジョーダンのポーカーゲームでは相当な金額が動いただろう。

手すりの装飾が秀逸だと思いませんか。

ジム完備。

シカゴ・ブルズのチームメイトたちもよくここに通って汗を流した。

問題は、ジョーダン自身がセレブであることがこの大豪邸に付加価値をもたらすと考えているフシがあることだ。不動産の専門家によると、著名人が所有していた物件だからといって高値をつける客はいないという。

ワインセラー。

バスケ熱の高まる中国の富裕層に売り込むなど、エージェントの努力は続くが、どうしても売れないこの物件。

数あるリビングルームのうちのひとつ。

ジョーダンが愛したと言われる2階のライブラリースペース。映画鑑賞用のスクリーンもある。

中庭と邸宅をつなぐ空間に110インチのテレビ。

竣工当初は屋内プールだったが、ジョーダンが入居後リノベしてリビングにした部屋。壁はスライド式で、天候や用途に合わせて完全開放できる。

2013年にオークションにかけた際は、最低落札額の1300万ドル(約14億円)にも満たなかった。

別角度からの空撮。奥のグリーンに面しているのがゲストハウス。

ゲストハウス内のファミリールーム。

もう一つの問題は、セレブたちが買い求める同価格帯の豪邸の多くが、ミシガン湖寄りにもう数マイル離れたエリアにあることだ。

ところで、ジョーダンはシカゴの邸宅を売りに出しつつ、ノースカロライナ州の湖畔に別の豪邸を購入。

購入価格は280万ドル(約3億円)。ジョーダンが筆頭オーナーのNBAチーム、シャーロット・ホーネッツの本拠地(スペクトラム・センター)から車で30分ほど。

ジョーダンはフロリダ州ジュピターのゴルフコース脇にも480万ドル(約5億2000万円)で豪邸を購入。しかも760万ドル(約8億3000万円)かけてリノベーション。

ノースカロライナ州シャーロットには分譲マンションも保有。アメフトNFLチーム、カロライナ・パンサーズのキャム・ニュートンも同じマンションに住んでいる。

マイケル・ジョーダンは大豪邸の買い手を探し続ける。総資産16.5億ドル(約1800億円)の彼には、そうするだけの余裕があるからだ。

[原文1:Michael Jordan’s 56,000-square-foot home in a Chicago suburb has been on the market for 7 years — and it might be unsellable, according to local brokers]
[原文2:Here's Michael Jordan's 56,000-square-foot house in Chicago, and why it's still on the market after 6 years]
(※本記事は上記をBusiness Insider Japanが再編集したものです)
(翻訳・編集:川村力、敬称略)












