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スーパームーンって何? 実は天文学の用語ではなかった。発案者は意外な人物

11月5日夜に出現するという「スーパームーン」。実は天文学の用語ではなく占星術師が提唱した言葉でした。

近年、耳にすることが増えた「スーパームーン」。今年は11月5日がその日とされていますが、そもそもスーパームーンとは何でしょうか?

国立天文台の公式サイトでは「『スーパームーン』という言葉は天文学の正式な用語ではなく、定義もはっきりしていません」とし、「スーパームーンとは何か?」「次のスーパームーンはいつか?」といった質問には「答えを出すことができません」としています。

スーパームーンのイメージ画像(Dr K Kar / Getty Images)

アメリカの占星術師が1970年代に提唱

withnewsによると、「スーパームーン」はアメリカの占星術師、リチャード・ノル氏が1970年代に使い始めた言葉で、ノル氏は「スーパームーンの前後に大災害が起きる」などと主張しました。

ノル氏は自身の公式サイトでスーパームーンについて「月が特定の軌道で地球に最も近いか、または地球に最も近い(90%以内)ところで発生する新月または満月」としています。

1年で最も大きく見える満月

新潟県立自然科学館のコラムでは、「スーパームーンという言葉は、占星術に由来する言葉で、天文学の正式な用語ではなく、はっきりとした定義はありません」としたうえで、「月が地球に一年で最も近づいた時の満月、つまり一年で最も大きくみえる満月をスーパームーンと呼ぶことがあるそうです」と紹介。

その定義に沿うと、2025年は11月5日の満月がスーパームーンに該当しています。

4月の満月に比べ、約14%も大きく見える

国立天文台の公式サイトも、「2025年で地球にいちばん近い満月」として11月5日の月について解説。

地球と月の距離が変わるのは、地球の周りを公転する月の軌道が楕円形をしているからであり、さらにその軌道自体も太陽や地球などの重力の影響を受けて常に変化しているといいます。

今回の満月は、「2025年で最も地球から遠い満月」だった4月13日と比べると、 視直径が約14パーセント大きく、満月となる時間は11月5日午後10時19分です。

2025年の最も近い満月と最も遠い満月の比較画像(国立天文台のサイトより)