「フィオナ、君は――…僕に捧げられた花嫁なんだ」
私の知らない…アベル様の表情――…これは一体どういうことなの……
ベッドに押さえつけられた状況に理解が追い付かない…
病弱な王子アベルとその王子に仕える男爵家令嬢のフィオナ。お互いが訳アリの人間として離宮に追いやられた二人は幼い頃からお互いだけの世界で生きてきた。そんなある日、ついにフィオナが成人して社交界デビューを果たすことに!美しい女性に育ったフィオナにアベルは焦りと嫉妬を覚え、ついに彼女を自分のものにすることを決心する――…独占欲と一途さが織りなす暗く美しい恋と思惑が渦巻く魔法の物語…幕開けです【桃色日記】