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Greetings, History & School Song

学校長あいさつ・沿革・校歌

学校長あいさつ

正しく、強く、そして優しく。

学校長 中村 彰伸

正しく、強く、そして優しく。――時代を切り拓く3つの力



 國學院高校の母体である國學院大學の源流は、明治15(1882)年設立の「皇典講究所」です。急速な西洋化の時代に、日本の思想や文化を改めて大切にするために創立されました。建学の精神は初代総裁・有栖川宮幟仁親王の言葉「本ヲ立ツル」に基づきます。これは、異文化理解にはまず自国文化の理解が必要だという考えです。國學院大學は今も日本と世界の理解を深め、国際社会で活躍できる人材を育成しており、高校もその理念を受け継いでいます。

 このような國學院高校の教育活動を表しているのが、スローガン「正しく、強く、そして優しく。」です。現代社会は変化と不確実性のただ中にあり、デジタル技術や気候変動、国際的な価値観の衝突といった課題に直面しています。そこで求められるのが3つの力です。「正しくあること」――歴史から学び、真理を探究し、誠実に行動する力。「強くあること」――失敗を糧にし、粘り強く未知に挑む力。「優しくあること」――他者の痛みや喜びを想像し、礼節をもって温かな協働を築く力。

 國學院高校は、こうした力を備えた生徒を、神宮外苑という地域に根差した、多彩な学びと体験を通して育みます。そしてこの場所から日本、さらには世界が抱える課題に向き合い、広い視野と行動力で、新しい時代を切り拓く卒業生を送り出すことを目指しています。


いま求められている「優しさ」



 3つの力のうち、私がいま特に生徒たちに伝えたいのが「優しさ」です。人は他者と関わり合いながら成長していく存在であり、その過程で意図せず誰かを傷つけたり、逆に傷つけられたりすることは避けがたい現実です。しかし、そのことに無自覚であれば、人と人との関係は容易に断ち切られ、孤立や分断を生んでしまいます。SNSが結びつきを広げる一方で、ときに人を追い詰める場となるのは、その象徴的な例でしょう。

 教室には、さまざまな考えや背景をもった仲間が集います。大切なのは、違いを理由に壁をつくるのではなく、互いに思いやりを持ちながら共に活動することです。その経験こそが、やがて世界という広い舞台で他者と協働する力へとつながっていきます。そのために欠かせないのが「礼節」です。礼節とは、単に形式を守ることにとどまりません。相手を尊重する心を、自らの言葉やふるまいとして形に表すことに本当の意味があります。

 國學院高校は、進学指導に偏らない、バランスの取れた全人教育を目指しています。クラブ活動や学校行事など、多様な場面に生徒が身を投じることを大いに奨励しています。そのなかで、互いに協力し、違いを認め合い、心を通わせる。その日々の積み重ねからこそ、「正しく、強く」だけでなく「優しく」あるための確かな力が育っていくのです。

沿革

明治15年
皇典講究所が現千代田区飯田橋に創設される
明治23年
皇典講究所内に國學院が設立される
明治39年
私立國學院大學と改称される
昭和23年
國學院高等学校が開校される
平成30年
開校70周年

有栖川宮幟仁親王

國學院大學設立の告諭

昭和31年撮影の神宮外苑

校歌

作詞 芳賀矢一  作曲 本居長世

見はるかすもの みな清らなる
渋谷の岡に大学たてり
古へ今の 書明らめて
國の基を 究むるところ
外つ國々の 長きを採りて
我が短きを 補ふ世にも
いかで忘れむ もとつ教は
いよゝみがかむ もとつ心は
学のちまた そのやちまたに
國學院の 宣言高く
祖先の道は 見よこゝにあり
子孫の道は 見よこゝにあり