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2025-10-03

anond:20251003103835

推し活は単なる趣味行動ではなく、アテンションエコノミーattention economy)の拡張版と見るのがしっくりきますね。ここを経済学的に分解すると、いくつかの論点が浮かび上がります

1. なぜ推し活が出てきたのか

アテンション=希少資源

情報が溢れかえる現代において、時間や関心は最も希少な資源。その資源を「誰に」「どれだけ」向けるかが、価値の源泉になった。

ネットワーク外部性の強化

「有名な人はより有名に、無名な人はより孤独に」という指摘は、まさにマシュー効果(Matthew Effect)。プラットフォーム可視化を強化すればするほど、人気の集中は加速する。

協調フィルタリングロックイン

アルゴリズムは「似た人が注目しているもの」を勧めるため、トレンド推しが“閉じた世界”で爆発的に伸びやすい。結果、推し活は一人一人の関心を共同体に結びつける仕組みになる。

2. 推し活の経済的メカニズム

アテンションマネタイズ

アテンションを → グッズ購入、ライブ参加、ファンクラブ(サブスク)、SNSでの拡散 へと転換する仕組み。これは広告モデルから一歩進み、「直接課金モデル」に近い。

プラットフォームとの相互依存

SNS推し活の拡散装置、決済やEC収益装置。結果として、推し活はデジタル経済インフラに組み込まれる。

アイデンティティ消費

グッズ購入や現場参加は、単なる取引ではなく「自己表現」や「帰属意識」の消費。これは従来の効用最大化モデルよりも、シンボリック消費(symbolic consumption)に近い。

3. 結論

推し活は、アテンションエコノミーの応用であり、消費者能動的に参加する新しい形の市場形成と言えます。従来は「広告主が買うもの」だったアテンションが、いまやファン自身投資”する資源になった、と解釈できますね。

 
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