サ高住「美しが丘」を運営する医師が、サ高住作りの秘訣や、入居者たちの生の声をお届けします。 ※本記事は医療法人社団鈴木内科医院の理事長・院長である鈴木岳氏の著書『安らぎのある終の住処づくり』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋したものです。 彼女に会いたい 元気な時の春爺さんの夜のお誘いは、そのうち、職員のちょっとしたお楽しみになりました。 夜になると、居室のドアを少し開けてチラッと顔を出します。女性なら誰でもいいわけではなく、好みのワーカーさんだと微笑みながら、おいで、おいでをします。 好みでなければ、しばらくジーッと見つめながら、静かにドアを閉めます。顔を出して、男性ワーカーだと即座にススっとドアを閉めて寝られます。 あぁ、ちゃんと男女は認識しているんだ、そして、出て来る目的は介護が必要なのではなくて、好みの女性に会いたいことだったのですね。それが元気のバロメーターだったのはすぐに

