グローバリズムというのは結局、深いローカリズムへの洞察だというアイ・ウェイウェイのコンテクストはとても力強く伝わってくる。それは同時に中国人でない人が、この作品を作ってもこのアートは意味を持たないことになる。 「アイ・ウェイウェイ展―何に因って?」が、東京・六本木の森美術館で開催された。アイ・ウェイウェイ(艾未未)は、現代中国を代表する1957年生まれのアーティスト。美術、建築、デザイン、などの多岐にわたる分野で活躍している。会場に足を踏み込んだ途端、とても良い香りがしてくるのだが、その基は1トンものプーアル茶葉を圧縮してできた作品「1トンのお茶」とてもシンプルで、迫力のある作品だ。グローバリズムというのは結局、深いローカリズムへの洞察だというアイのコンテクストはとても力強く伝わってくる。そして仮に中国人でない人が、この作品を作ってもこのアートは意味を持たないだろう。

