――「この国に生まれたことが、罪ですか?」 日本で生まれ、日本語しか知らずに育ちながら、在留資格を持たず生きる子どもたちがいる。国民健康保険にも入れず、進学や就労の道も閉ざされ、強制送還の不安と隣り合わせの日々を送る。 子どもたちを物語の主役とした書籍『仮放免の子どもたち』では、データや政策を整理したコラムも収録し、外国人政策の「今」を描き出す。 *本記事は、池尾 伸一『仮放免の子どもたち 「日本人ファースト」の標的』(26年1月22日発売)の一部を抜粋・編集しています。 夢を持つ権利を奪われる米国の黒人の詩人ラングストン・ヒューズに「僕が成長するにつれ(AS I GREW OLDER)」という詩がある。1 9 2 6年、彼が20代半ばの時に出した詩集にある。 かつて僕の真ん前で夢は太陽のように輝いていた。 やがて壁が立ち上がってきた。 ゆっくり、ゆっくりと。 僕と僕の夢の間をさえぎり。

