最終節でアトランタに3-1と勝利したユベントス。今季で退団するデル・ピエロ(右)が1ゴールをあげた かつての常勝ユベントスは世界的名手を擁しながらも、武器としたのは華より実をとる堅実なサッカーだった。だが今季のユーベは、メッシやイブラヒモビッチのような飛び抜けた主役選手抜きで、華も実もとってみせた。常にゲームを掌握し、シュートの雨を降らせて観客を喜ばせながら、守備もぬかりなく、ひとりひとりがチームの全てに力を合わせるサッカーでスクデットを獲ったのである。 B降格を境に苦しんできたユベントスと今季のユベントスの大きな違いは数多くあれど、真っ先に思い浮かぶのがケガ人の少なさだ。これまではとにかく故障者続出で、トレーニングセンターの場所をしめっぽくて霧深いヴィノーボに建てたのが原因だ、とまことしとやかに噂されるほどだったが、そのせいではなかったわけだ。 ケガ人が少なかった理由は何か。選手の誰もが

