花王株式会社(社長・長谷部佳宏)バイオ・マテリアルサイエンス研究所は、古い塗装や汚れをより簡便に除去するため、自発的に剥がれるしくみを備えた剥離除去技術を開発しました。塗布して乾燥させるだけというシンプルな工程で除去が可能であり、さらに、有機溶剤を使用せず、粉じんが発生しないことから、幅広いシーンで安全性の向上と環境負荷の低減にも貢献します。 ビルなど建物の外装を補修したり塗装を塗り替えたりする際には、まず対象となる表面から劣化したものを取り除く作業が必要です。建築現場では有機溶剤で溶かす方法や機械的に削り取る方法が用いられてきましたが、作業負荷も高く、有機溶剤や発生する粉じんは、作業者や環境への負担となっています。そこで花王は、強みである精密界面制御技術を活かし、より簡便かつ低リスクで作業できる新たな発想の除去方法の開発に取り組みました。

