ミャンマー中部を震源とする2025年3月28日の地震で、震源から約1000km離れた隣国タイの首都バンコクでは、建設中だった鉄筋コンクリート(RC)造の超高層ビルが一気に崩壊した。高層の建物が大きく揺れる長周期地震動の影響と見られるが、バンコクでの大規模被害はこの1棟のみ。タイ当局は、ビルに使用されていた鉄筋の一部が基準に満たない低品質のものだったとして、鉄筋を製造した中国系企業の捜査を進めている。 ミャンマーで発生したM7.7の地震によりタイ・バンコクで建設中の超高層ビルが倒壊。2025年4月2日時点で15人が死亡し、70人以上が生き埋めとなっている可能性がある(写真:ロイター=共同) 複数の現地メディアによると、崩壊したビルはおよそ30階建てで、タイ会計検査院の新庁舎として建設中だった。施工者は、タイ大手建設会社のイタリアン・タイ・デベロップメントと中国国営建設会社である中鉄十局の合弁

