「成果を出せば評価される」という考えが不幸の始まり坪谷邦生氏(以下、坪谷):私はもともと人事制度のコンサルタントなので、KPIマネジメントと評価・報酬との紐づけが気になるんです。メールで「密結合ではなく、疎結合にしたほうがうまくいく」と教えていただいたのですが、もう少し詳しく聞かせていただけますか? 中尾隆一郎氏(以下、中尾):普通の人は、成果を出したら評価をされて、給料が上がって、昇進すると思っています。でも、これが不幸の始まりだと思うんです。 成果が上がるかどうかの変数は、個人のがんばりだけじゃないですよね。たまたまマーケットや事業、顧客が良かったということもあるのに、成果がいいと「俺一人ががんばった」と思う人が多い。逆にうまくいかなかった時は「俺のせいではない」と思う人が、一般的に多いわけです(笑)。 もし成果の基準があって、そこに数字では測れないものも含まれる場合に、102パーセン

