どうしてもどうしても社会人というものになって収入を得たかった私は、新卒で入った、お世辞にも給与が高いとはいえない会社で、大変楽しく働いた。ジャンルは自分の好きなことだったし、だるい時もしんどい時も自分の持ち場をしっかり守っていけばよい、という職人気質なところも性に合っていた。サラリーマンとして定期的にお給料をもらいながら職人っぽく生きる、というのは、特に何もない限りこのまま続けていけるものだと思っていた。 その「特に」が社会人5年目に起きて、給与をもう少し高くしないとうんともすんともならないよね*1、となりまして、当時入社するハードルが比較的低く、でもやることはたくさんあったITベンチャーに転職した。職人気質であることには変わりはなかったけど、とにかく周囲の会話についていくので精いっぱい、当時は何もかもがカオスだったこともあって「自分で仕事を見つける」というよりも「いったい今私は何をやるべ

