ゼミで講読の下記の論文について。 Kim A. Weeden and David B. Grusky, 2005, "The Case for a New Class Map," American Journal of Sociology 111(1): 141-212. 階級や階層は、人々の意識や行動に影響を及ぼす基本的な要因のひとつとして、広く認められてきた。しかし、いつごろからかは知らないが、階級はもちろん階層も、あまり意識や行動と関係がない(あっても性別や人種や年齢や学歴に比べて影響力が小さい)ということが指摘されるようになってきている。これをさして、「階級の死」とか「大きな物語の終焉」といった表現がされることもある。 これに対して著者たちは、階級そのものは今でも影響力があると考える。階級の操作化 (operationalization) の仕方が悪いだけで、適切な階級分類さえされ

