8月の初め、北海に、ドイツで3番目のオフショア(洋上)ウインドパークが完成した。商業的ウインドパークとしては初めてで(既存の2基は試験用)、リフガートウインドパークと命名されている。 ウインドパークというのは、複数の風車が立ち並ぶ大型発電施設だ。風力発電の欠点は、凪ぎのときや、風の吹かない時期に発電できなくなることだが、ドイツ北方にある北海とバルト海は、年がら年中、風が強く吹くので、その心配がない。 しかも、風は夜中も吹くから、太陽光発電と違って極めて効率が良い。北海のテストウインドパーク 「alpha ventus」では、2012年、発電効率96.5%を記録した。他のどんな再生可能エネルギーも、これほど安定した電力供給はできないそうだ。 そのため、福島第一原子力発電所の事故のあとに脱原発を決めたドイツでは、オフショアウインドパークに大いなる期待がかかった。これこそが、将来訪れるはずの原発

