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プラントなどで設備を更新したり新設した後は、その設備の試運転を行って問題ないことを確認したうえで、商業生産に入ります。ここには多くの調整業務が発生していますが、外から見たら気が付かないことばかりです。 本記事では、機器単体試運転に関わる各種調整について解説します。調整がスムーズに進むと立ち上げも楽になるので、ある意味エンジニアの実力ともいえるでしょう。 定修・全停にスーパーバイザーが来る理由とは?現場に必要な“補修のプロ”の存在意義 日程の調整 機器単体試運転の調整を行うために、最初に日程の調整をします。これが実は結構なハードル。消防検査に合格して工事が完全に終わったタイミングで実施すればいいのですが、検査はいつなのか・工事が完全に終わるのはいつなのか、を工事する前にいったんは決めておかないといけません。 できるだけ早い立ち上げを目指して効率的に試運転を行うためには、工事完了の翌日などシビ
化学プラントなど危険物製造所では、毎年のように修理や改造工事を行います。その都度、変更工事の申請を行い完成検査を受検した後に、生産再開となります。ここで、検査で不都合が発覚すると、生産再開スケジュールが遅れて大きな問題になります。 本記事では、危険物製造所の変更工事の完成検査で、現場担当者が特に気を付けることをまとめました。 簡単に言うと、申請書類通りの現場にすることが大事です。 この記事は、危険物施設シリーズの一部です。 消防法危険物製造所の構造上の要件【法的制約をざっくり理解】 危険物一般取扱所と危険物製造所の違い|消防法 看板のチェック 完成検査が始まると、最初に看板をチェックします。 看板には以下の情報が書かれています。 ・危険物の類別、品名、数量、倍数 ・保安監督者 変更工事の申請書にはこれらの情報が記載されていますので、看板が同じ内容になっているか確認が必要です。新製品を導入し
化学プラントでもマルチ性が大事なバッチプラントでは、いくつかの常識的な設計の鉄則があります。 本記事では、鉄則の1つとして、配管ヘッダーの材質をグラスライニング配管にするほうがいいと思う理由を解説します。 この記事は、グラスライニング配管シリーズの一部です。 グラスライニング配管の基本と選び方|初心者向け化学プラント解説 グラスライニング配管やフッ素樹脂ライニング配管の保全の考え方 グラスライニングの閉止フランジを使いますか? グラスライニングの配管設計はスペーサーによる調整が大事 ヘッダーの拡張がしやすい ヘッダーは、タンクやポンプなどの設備に多くの配管を集めて接続させる場合に使います。単一製品であれば、1つの配管だけで成立すると考えがちですが、2つ以上の配管を接続させたいという場合は分液などで普通にあります。 マルチプラントであれば、製品ごとに送り先が異なるので、同じ設備を使うためにも
サイトグラスは設備や配管の中の液面を、人間の目で直接見ることができる重要な機器です。高圧・高温などの条件を除いて、使える範囲は特にバッチ系では広く、内部の状態が分からない危険物の状態を少しでも知るために、量の情報を知れるサイトグラスは適切に使うことが期待されます。 本記事では、サイトグラスの種類に対して使う場面を紹介しています。 ランタン型 サイトグラスで化学工場の運転をするうえで重要なのは、ランタンだと思います。安全より品質面で重要という位置づけですが、毎日使うので大事だと思います。 ランタン型は、円筒状の形です。最大の特徴は目視範囲が広いということ。後で述べるクロス型に比べると圧倒的です。 目視範囲が広くて良い事は、分液の界面を見分けやすくなること。これは品質を安定化させることに直結します。分液では下層・上層とその間に中間層があります。中間層の量や処理方法はプロセスにより変わりますが、
バッチプラントでは分液はごく日常的に行います。手動分液の補助目的で配管ライン中に導電率計を設置することは大事ですが、よく気を付けて設置しないと失敗しやすいです。 本記事では、導電率計を設置する時の注意点をまとめました。 この記事は、分液シリーズの一部です。 分液の基礎|水と油が分かれる理由と正しいイメージ 化学プラントの2回分液装置構成とは?手動と自動の違いを徹底解説 手動分液装置の配管高さ制約とは?設計段階で知っておくべき重要ポイント 分液がバッチ運転で特に必要な理由|水層と油層 連続分液装置の配管設計で気を付けたいこと 化学プラントのタンク底分液:弁・計器の役割と設計 グリストラップ・油分離槽の設計ポイント|分離効率と運用性を両立する方法 化学プラントで使われるオーバーフローの3つの基本型をわかりやすく解説 ミキサーセトラーの構造|連続液体抽出 手動分液を実現するための化学プラント設備
プラントの設計はプロセスに対して設備を最適化する。プラントエンジニアとして当たり前のように思える前提ですが、同じプラントで複数の設備導入を20年のスパンで実施してきた姿をオーナーズエンジニアとして見ていると、疑問が出てきます。プラントの将来計画を考える上で、初期設計こそが大事であり、オーナーズエンジニアが真剣に考えないといけないと思っています。 本記事では、バッチプラントの設計について長期的な目線で考えるべきことを、私なりにまとめました。 この記事は、ライフサイクルシリーズの一部です。 製品とプラントのライフサイクルを両輪で考える:化学工場の持続的運転戦略 プラントライフサイクル入門:設備寿命から設計まで考える長期保全戦略 製品ライフサイクルを機械屋目線で考えてみた|化学プラントの場合 プラントライフサイクルを決定付ける設備検査7選 プラントライフサイクルとメンテナンスコストの関係:バスタ
化学プラントの特にバッチ系ではグラスライニング設備を多く使います。化学プラントで働く技術者にとって基礎的な内容ですが、意外と口頭でしか情報が伝承されてなかったりします。当たり前にあるから、軽視されてしまうかも知れませんね。 本記事では、グラスライニング設備がバッチ系化学プラントで使用される基本的な理由を解説します。 この記事は、グラスライニング設備シリーズの一部です。 グラスライニング設備の寿命を延ばすための注意点と活用法 グラスライニング設備を扱うときに気を付けること グラスライニング反応器のオプション比較 GLメーカーってこんな感じ?私の正直なイメージ 安い グラスライニング設備は反応器というカテゴリの中では安価です。コスト感覚はとても大事ですね。代替設備を探そうとしたら、2倍~10倍くらいの振れ幅になるでしょう。 バッチ運転では複数の反応器を使うため、1台当たりの反応器の金額はプラン
化学プラントでは多種類の液体やガスを使い、流量を一定に制御しながら安全に運転する必要があります。電磁流量計はこの中でも特殊な場所で使うため、意外とその使いわけが難しかったりします。 本記事では、化学プラントで電磁流量計を使う場面をいくつか紹介します。 この記事は、流量計シリーズの一部です。 流量計って何を見て選べばいい?技術者向けやさしい解説 流量計の直管長を確保するために配管設計で注意すること 化学プラント配管:流量計と操作弁を短距離で配置する理由 安価で使いやすい面積式流量計:化学プラントでの最適な用途とは 化学プラントで渦流量計がスチーム専用と言われる理由【気体測定・高精度・低圧損】 電磁流量計の位置づけ 化学プラントで使う様々な流量計の中で、電磁流量計がどういう位置づけかをまずはおさらいしましょう。 種類用途直管長圧力損失価格電磁式水要(短)0高渦式スチーム要(中)小中コリオリ式油
香港のマンション火災で多くの方が犠牲になっています。足場が竹であったり、ネットや発泡スチロールの問題だったり、タバコだったり、いろいろなことが考察されています。この記事をご覧の日本の化学工場の方は、これを他人ごとのように捉えているでしょうか?安全に対して非常に手堅くしている会社なら「こんなことは起こりえない」と思っているかもしれません。ですが、私は他人ごとに考えられません。 本記事では、足場上での高所作業での火災の危険性という点で解説します。 この記事は、事故事例シリーズの一部です。 JR西日本の脱線事故から化学プラントのメンテナンスを考える 日本製鉄のシアン流出に思う:化学プラントの“脆さ”とその背景 過疎地への配水はタンク車|化学プラントの配管輸送と同じ課題 デンカ青海工場の配管破裂事故を考える 溶接は立派な着火源 タバコが着火源と言われているから、化学工場では問題ないだろう。少なくと
化学プラントでは多種類の液体やガスを使い、流量を一定に制御しながら安全に運転する必要があります。渦流量計はこの中でも安全上の重要な役割を果たしています。 本記事では、化学プラントで渦流量計を使う場面をいくつか紹介します。 この記事は、流量計シリーズの一部です。 流量計って何を見て選べばいい?技術者向けやさしい解説 流量計の直管長を確保するために配管設計で注意すること 化学プラント配管:流量計と操作弁を短距離で配置する理由 安価で使いやすい面積式流量計:化学プラントでの最適な用途とは 電磁流量計はどこで使うべきか?化学プラントでの実践的な配置ポイント 渦流量計の位置づけ 化学プラントで使う様々な流量計の中で、渦流量計がどういう位置づけかをまずはおさらいしましょう。 種類用途直管長圧力損失価格電磁式水要(短)0高渦式スチーム要(中)小中コリオリ式油不要中高面積式油・ガス不要小安容積式校正不要大
化学プラントでは多種類の液体やガスを使い、流量を一定に制御しながら安全に運転する必要があります。ここで重要なのが流量計ですが、中でも安価な面積式流量計(フローメーター)は使う機会が多いです。 本記事では、化学プラントで面積式流量計を使う場面をいくつか紹介します。 この記事は、流量計シリーズの一部です。 流量計って何を見て選べばいい?技術者向けやさしい解説 流量計の直管長を確保するために配管設計で注意すること 化学プラント配管:流量計と操作弁を短距離で配置する理由 化学プラントで渦流量計がスチーム専用と言われる理由【気体測定・高精度・低圧損】 電磁流量計はどこで使うべきか?化学プラントでの実践的な配置ポイント 面積式流量計の位置づけ 化学プラントで使う様々な流量計の中で、面積式流量計がどういう位置づけかをまずはおさらいしましょう。 種類用途直管長圧力損失価格電磁式水要(短)0高渦式スチーム要
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. フッ素樹脂ライニングは耐食性の高さなど突き抜けた特徴があるために、化学プラントで使うことは少なからずあります。でも、ある意味で平均的な特徴が求められる化学プラントでは、デメリットの大きさのために採用されないことも多いです。 この記事では、化学プラントでフッ素樹脂ライニング設備を選定する時の、実際の採用理由となるものをいくつか考えました。むしろ採用されるのは、“ほかの選択肢ではどうにもならない”という 消極的な理由 が揃ったときです。 腐食性がとても高く、使用期間が短い フッ素樹脂ライニングは耐食性が高いことがメリットなので、取り扱う内容物の腐食性がとても高い場合には選ばれます。グラスライニング設備で何とか使おうとするのが基本ですが、それだとどうしようもなく、高級金属は高すぎるので避けた
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 黒字リストラが話題になっている昨今、私が居る会社でもそういう噂が聞こえてきたりします。実行する前に社内ではいろいろ動きがあって最終的にリストラという流れになる(リストラの話が急にあってそれまで何もなかった、というわけではない)という立場から、会社の中でどういうことが起きるのかを私の例として考えます。 化学会社の話ではありますが、なるべく一般化しようと思います。 稼働の減少 最初に考えることは稼働です。製造業である以上、物を作って初めて成立します。リストラが起きる前には稼働の減少が先に起きているはずです。 工場の稼働は小さい工場なら割と多くの人が全体像を把握できますが、大きな工場であれば部分的な情報しか分からず全体像が掴みにくいです。それでも、従業員の「稼働が空いてきた」という体感的な情
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 化学プラントなどで製品が粉体である場合に、粒径を揃えるために振動ふるい(篩)を用いることがあります。当たり前のように使ってしまいがちですが、機械の構造を考えずに使うと事故に繋がる可能性があります。 本記事では、振動ふるいについて設計上のケアすべきポイントを解説します。 振動ふるいの役目 振動ふるいは様々な会社が製造していますが、外観はほぼ同じ以下の形をしています。 動いていない状態のこの設備を一見すると、何の目的か分からないかもしれません。主張が激しくなく、その場にそっと居るだけの存在に見えてしまいます。 この機械では、例えば製品の粒径を一定に揃えるという重要な役目を担います。例えば、以下のように、粒径分布が広い粉に対して振動ふるいを使って細かい粉と粗い粉に分ける作業を行います。 ここ
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記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. バッチ運転では槽型反応器を中心に設備を構成します。槽型反応器の数やサイズが、工程の能力を決め、しいてはその会社の実力を測る指標ともなりえます。反応器の金額感は、バッチプラントの建設や新しい投資をする際にとても重要です。 この記事では、槽型反応器の相対的な金額感を紹介します。実際の金額は、各ユーザーとメーカーとの間で決まり、発注条件や世間の情勢など様々な影響を受けますので、ご注意ください。 材質ごとの違い 反応器は材質による違いがとても大きいです。設備は大量の金属を使うので、金属の値段が重要であることはよく考えると当たり前です。各材質ごとの反応器を相対的に比較してみましょう。 ・鉄 0.5 ・グラスライニング 1 ・ステンレス 3 ・ハステロイ 10 グラ
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. バッチプラントのような少量多品種生産では、生産品目に応じて反応器は固定で配管を変更する切替生産という方式を取ります。切替を実現するためにヘッダーという配管構成を取る場合があります。単なる配管の合流という以上に、そのプラントの実力(競争力)を左右する要素です。 本記事では配管ヘッダーのメリットデメリットを整理します。 ヘッダー化のメリット ヘッダー化のメリットについて解説します。メリットがあるからこそヘッダーは採用されます。 反応器のノズルが足りない 反応によっては複数の原料を1つの反応器に投入することがあります。この時にノズル数が物理的に足りないことがあります。例えば、1つの反応器に10個のノズルがあったとしましょう。この場合の用途は以下のようになります。 ・マンホール*1 ・液面計*
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 安全は特に製造業ではとても重要で常々この単語が飛び交います。化学工場の「安全」と一言でいっても、その中身は多岐にわたります。化学物質の危険性を扱う化学安全、設備やプロセスの制御を扱うプロセス安全、現場作業に関わる作業安全、そして日常的なヒューマンエラーを防ぐ行動安全。 この記事では、それぞれの「安全」の意味と、現場での関わり方の違いを整理して解説します。 化学安全 化学安全は、化学物質そのものの安全を意味します。具体的には引火爆発などの危険性や毒性などを指します。これらはSDS(安全データシート)として情報がまとめられます。 化学物質を実際に使用する製造工場だけでなくて、運搬する物流会社など広い範囲で大事になる情報です。工場だけならその会社の教育でカバーできても、工場外となると難しいで
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 製造工場では電気を使った設備が非常に多いです。化学プラントでは火災爆発の危険性から、電気設備は防爆仕様にする必要があります。このハードルが高いため、設備導入ができないケースは多々あります。そこで諦めるのではなく電気以外の方法を考えることは、1つの有効な方法となりえます。 本記事では、電気以外の動力としてエアーを使う設備について紹介します。 防爆設備のデメリット 電気はとても便利なものなので、防爆という制約があっても化学プラントでは非常によく使われます。 防爆設備は高価・納期が掛かる・予備が少ないなどプラントの安全安定運転には、課題があります。この課題を解決するのが電気エンジニアであって、設備を導入する機械エンジニアは何も考えなくて良いかというと、そうではありません。安く早く使えるように
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 化学プラントなど防爆設備が求められる場所では、防爆という制限のために導入できる設備が限られます。定期的に購入する設備で防爆を標準化されている場合は、購入者側はコストや納期を意識することはあっても、どうやって防爆設備にしているかを意識することはありません。この感覚でいると、何か新しい設備を導入する時に多少のつまづきを覚えます。 本記事では、現場レベルで防爆設備を導入するための工夫・コツについて解説します。 防爆化のポイント 設備を防爆仕様にするためには、実際の設備に対してどういう対応をしているでしょうか?基本的なことですが、意外と見落としがちです。化学プラントの設備なら、一般的に以下の対応を取ります。 ・防爆モーターを使う ・非防爆のモーターを爆発性雰囲気下から遮断する この2つが基本で
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 化学プラントなど危険物製造所等では、無条件に電気設備を選定できるわけではありません。防爆構造を持った設備(防爆設備)である必要があります。防爆構造といっても色々な種類がありますが、機械系エンジニアならまずは安全増防爆と耐圧防爆を知っていれば良いでしょう。 本記事では、安全増防爆と耐圧防爆について実務上知っておく方が良い事を記載しています。定義などは下のシリーズ記事に記載していますが、実務上での使用優先度は実は高くはありません。 安くて速い安全増防爆と高くて遅い耐圧防爆 安全増防爆と耐圧防爆は、感覚的なランクとしては安全増防爆<耐圧防爆で、定義をよく考えると微妙というのが私の認識です。値段や納期という意味では安全増防爆<耐圧防爆という関係が一般にはあるので、あながち間違った認識でも無いと
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. グラスライニング配管やフッ素樹脂ライニング配管は、化学プラントなど腐食性物質を扱う場所でよく使います。プラントの老朽化が話題になっている昨今、保全の重要性は上がっていくばかり。 設備関係の保全はよく話題にあがりますが、配管は意外とケアがされていません。この記事では、特に重要なグラスライニング配管やフッ素樹脂ライニング配管の保全の考え方を一通りまとめました。通常の保全を言語化しただけですが、それそのものが意味のあることだと思っています。 BMで交換 グラスライニング配管やフッ素樹脂ライニング配管の保全は、BMが基本です。壊れたことに気が付いてから、交換します。1ライン・2ライン程度なら適切な保全ができても、プラント全体に張り巡らされているラインに対して、(TBMやCBMなどの一見適正に見
特定業務 プラントエンジニアの業務を特定業務と日常業務の2つに分けます。先に特定業務から解説します。こちらの内容の方が、プラントエンジニア的な内容です。 詳細設計 設備の詳細設計をするフェーズです。いかにもエンジニアの設計という業務です。成果物は設計書という書類になります。 設計書には以下のような内容が含まれます。 ・設備の主要な仕様 ・仕様を決定するに至った理由 ・付帯設備、安全設備などの考え方 設計書では物理的な計算式をいっぱい使うものと想像するかもしれません。実際にはExcelで計算できる四則計算や微積分程度。計算ソフトを回すことはありません。 これらの計算以上に大事なのは、設備を選定するに至った経緯。書類としてまとまって記録されていなければ、問題が起きたときの対策を取りにくくなります。40年以上使い続ける設備である以上、同じ人がずっと担当するわけにもいかず、導入当初にしか設定できな
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 蒸気密度を計算する 気体の状態方程式の計算です。蒸気密度は蒸留や真空周りでの計算で使います。 $$ PV=nRT $$ 蒸気密度の計算をするので、以下の式に展開します。 $$ PV=\frac{m}{M}RT $$ $$ \frac{m}{V}=\frac{PM}{RT} $$ 圧力は絶対圧、温度も絶対温度で計算し、モル定数を\(8.31Pam^3/Kmol\)を使うと以下が具体的な計算式になります。 $$ \frac{m}{V}=\frac{(101.3+P)M}{8.31(273.15+T)} $$ 例えば大気圧で100℃、水の場合だと以下の通りになります。 $$ \frac{m}{V}=\frac{(101.3+0)18}{8.31(273.15+27)}=0.588 $$ 蒸気
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過去に考えていた問題 過去記事で考えていた問題を改めて考えてみます。 スキルが必要 3D-CADを使える人が少ない、という問題は依然と残っています。これはプラントエンジニアリング会社の課題ではなくオーナーズエンジニア側の課題です。 オーナーズエンジニアは自身もしくは委託先で配管設計を行います。そのマンパワーは非常に小さく、数人~10人レベルの世界。今までずっと2Dで仕事をしてきた人が、いきなり3Dに切り替わるには、とても強力なニーズが無い限り無理です。 3Dを使いこなすには一定のスキルが必要となるので、3D-CADが進まない原因となります。 環境整備が必要 3D-CADの環境整備は個人的には課題とは認識していません。2D-CADでも同じだからです。 現場での照合が難しい 3D-CADで作った配管図を現場に持ち込むのは難しいです。既存プラントでの増改築が多い会社ほど、3D-CADを有効に活用
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 化学プラントの日常更新工事やプロジェクトなど、定期的に設備を購入する機会がある場合、工場内では予算見積には一定の精度が求められます。初めてだから仕方ない、という理由では社内では納得感を得られません。 オーナーズエンジニアはこの問題を解決するために、過去の実績をデータベース化するなどの活用方法を考え対応します。ところが、意外に見落としがちな理由でこのデータが上手く使えなかったという例はあるでしょう。 設備購入のために、過去の実績を使って予算見積を行う際の注意点をまとめました。 過去の実績と実行段階とで差が出る主な理由 過去の実績を使って見積をして、実行段階で金額に差が出る場合に考えられる典型的な理由を紹介します。 調達部とサプライヤーはもっといろいろなやり取りをしているでしょうが、私のと
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