南スーダンから国境を越え、コンゴ民主共和国イトゥリ州へ子ども4人を連れて逃れてきたヴィオラ・カニさん。木陰に座って腕の中の子どもを見つめた=2025年7月 Ⓒ Sam Bradpiece/MSF 南スーダンでいま、2018年の内戦終結以降で最も激しい暴力が起きている。 2025年2月に戦闘が始まってから治安は悪化し、これまでに3万3000人以上が南隣のコンゴ民主共和国(以下、コンゴ)北部へと逃れた。ただ、人びとが逃れた先のコンゴも長年の紛争にさらされ、医療や生活環境は全く整っていない。限られた物資や医療体制が、急増する避難民によってひっ迫している。 国境なき医師団(MSF)は5月、コンゴ北部で緊急援助を始めた。移動診療所や地域ケアセンターの設置、栄養失調の治療などを通じて、深刻化する人道危機に対応している。