「プログラミングが好きなんです。だからITエンジニアになりたいんです」 もし今、かつての私のような若者が目を輝かせてそう言ってきたら、私は静かに首を横に振るだろう。 「コードを書くのが好きなら、趣味にしておきなさい。仕事にするのは、もうやめたほうがいい」 これは、小学生の頃から黒い画面に向かい続け、コードで世界を変えられると信じていた一人のエンジニアからの、少し残酷で、でも正直な思いだ。 コミュ障たちの「最後の楽園」は失われた誤解を恐れずに言おう。LLMが登場する以前、IT業界は私たちのようなコミュ障にとって「楽園」だった。 もちろん、「プログラマーにもコミュニケーション能力は必要だ」という説教は当時からあった。しかし、それは営業職や接客業に求められるものとは、明らかに質が違った。 饒舌である必要はない。気の利いたお世辞もいらない。論理的に仕様を詰め、正確なコードを書くことさえできれば、多

