昨今、日本では排外主義や自国第一主義を掲げる政党が選挙で議席を伸ばしている。ヨーロッパをはじめとする世界各地での極右政党躍進の流れが、いよいよ到来したとの見方もある。では、極右の「先進地」とも呼べるヨーロッパでは、極右はどのように勢力を拡大してきたのだろうか? フランスの大学院で哲学を学ぶ森野咲が、現地での最新の研究や報道の成果をもとに、極右の成長、定着の背景やメカニズムを明らかにする。 極右という幽霊 「ヨーロッパに幽霊が出る ― 極右という幽霊が」。これはもちろん、マルクスとエンゲルスの『共産党宣言』の冒頭の一文をもじったものである。19世紀のヨーロッパを覆っていたのが「共産主義の幽霊」だったとすれば、21世紀の今日を覆っているのは「極右の幽霊」ではないか。こんな議論はいま欧州を中心に盛んになされている。極右政党の台頭という現象は、フランスやドイツをはじめとする欧州諸国から、アメリカ、
米半導体大手マイクロン・テクノロジーは日本時間12月4日、同社の消費者向けメモリおよびストレージ製品ブランドである「Crucial(クルーシャル)」の事業から撤退する方針を明らかにした。 この決定の最大の要因は、昨今の急速なAI普及に伴い、データセンター向けのメモリやストレージ需要が爆発的に拡大していることにある。同社は限られた生産能力と経営資源を、より需要が急増し成長著しい企業向け分野へ集中させるため、一般市場からの撤退という大きな決断を下した。 (画像はAmazonの商品ページより)今回の決定に伴い、日本を含む世界各国の小売店やオンラインストア、家電量販店などを通じて行われてきた一般消費者向け製品の販売は順次終了する。同社の発表によると、市場への製品出荷は2026年2月まで継続される予定だ。 撤退完了後もパートナー企業との連携は維持され、これまでに販売された製品や今後出荷される製品に対
Samsung内部で勃発した「仁義なき戦い」:半導体部門がGalaxyへのDRAM長期供給を拒否した真意と、S26への深刻な影響 Samsung Electronicsと言えば、スマートフォンから半導体、ディスプレイに至るまでを自社グループ内で完結できる「垂直統合モデル」を最強の武器としてきた巨大企業だ。しかし今、その鉄壁の要塞内部で、前例のない亀裂が生じている。 最新の現地報道によると、Samsungの半導体部門(DS部門)が、自社のモバイル部門(MX事業部)からの「DRAMの長期供給契約」を拒否するという異例の事態が発生したとのことだ。 このニュースは単なる社内調整の不調ではない。AIブームが引き起こす「メモリ・スーパーサイクル」の到来と、それに伴う「チップフレーション(Chipflation)」の深刻さを象徴する出来事であり、来年初頭に登場が予想されるフラッグシップ機『Galaxy
【危険度C:政治的に「敏感」な問題に触れる】 ・「敏感」な単語を微信(WeChat)で書く、話す。 ・「敏感」な単語を検索する。 ・「敏感」な地域に自発的に行く。 ・「敏感」な問題を中国人と話す。 微信(WeChat)は中国人の誰もが使っているコミュニケーションアプリで、日本のLINE以上に生活に密着した存在だ。ただし、会話内容はすべてモニタリングされており、公安がその気になればいつでも調べられるようになっている。 だが、日本人同士で日本語でやりとりしている場合などにそのことを忘れて「今日は天安門事件の記念日ですね」「習近平さんが体調を崩したらしいです」などというメッセージを書き込む人がいる(以前、わざわざ微信で「安田さんの著書『八九六四』を読みました!」と挨拶してきた人物がいて、張っ倒したくなったことがある)。 もちろん、中国の検索サイト『百度』やSNS『微博』『小紅書』などで「六四天安
初めましてK.Arakiと申します。遺伝に着目した血統研究と題して、X(旧Twitter)にて、調査結果を公開しています。その調査内容を改めてまとめて、ウマフリさんにてご紹介していきたいと思います。 今回取り上げるのは、『ミオスタチン遺伝子』についてです。 この『ミオスタチン遺伝子』は距離適性に影響を与えるとされる遺伝子です。 もう少し具体的に表現すると、この遺伝子は「筋肉の増殖を抑える働きを持つ"ミオスタチン"というタンパク質」を生成する働きをします。 ミオスタチン遺伝子が働く(=筋肉の増殖が抑えられる)ことで、スラっとした身体つきをした、長距離戦向きの馬になります。これはTT型と呼ばれています。逆にこの遺伝子が働かない馬は、筋肉が増殖してムキムキの体つきとなり、短距離戦向きの馬になります。こちらはCC型と呼ばれています。そして、その中間の特性を持つ馬は、CT型と呼ばれています。 この『
▼人口問題における「近代的企業」という存在前回の記事では、人口が定常状態を維持できずに減少していく根本理由として、近代社会の基本構造をあげておいた。社会学では、近代社会の最大の特徴として公私の分離を考える。ここでの文脈だと家族と企業の分離が重要である。 近代化をどう捉えるのかには様々な見方がある。社会学において強調されるのは公私分離、工業化、雇用労働化などだ。これと関連するが、個人的には家族の語彙を逃れた私企業の爆発的増加に注目しておきたい。前近代は、家族あるいは家、そしてその論理が社会の隅々に行き渡った社会だった。結婚も出生も、経営の語彙と分かちがたく結びついていた。これに対して近代社会は私企業が家族に比べて格段に大きな資本を持っている資本主義社会であるか、そうでなくとも国家(社会主義政府)が巨大な資産・生産手段を管理している社会である。 企業は、出生や結婚によってではなく、雇用契約によ
AI の能力が上がるにつれて、人間が AI を監督するのが難しくなってきています。本稿では、Anthropic などのグループが ICLR 2025 で発表した Language Models Learn to Mislead Humans via RLHF(言語モデルは RLHF を通じて人間を誤解させることを学ぶ)をベースに、この問題について議論します。 この論文では、LLM が解けないほど難しいタスク、例えば難しいプログラミングのタスクに直面したとき、「分かりません」と言ったり、一目で分かるような間違ったコードを出力すると BAD ボタンを押されてしまうので、あえて出力を複雑にしたりデバッグしにくいコードを出力し、それによりユーザーは煙に巻かれる・ミスが隠蔽されるといった現象が実験により確認されています。 この現象は現実の LLM や AI サービスでも起きている可能性が高いです。自
TL, DR(信用)貨幣とは、定量化された貸し借り関係を表現する正重み付き有向グラフである。 2つの信用貨幣「信用貨幣」という言葉がある。 基本的には支払手段としての貨幣機能から生じたもので、「貨幣支払約束書」としての性格を有する。すなわち、期日指定・一覧払いを問わず、現実の貨幣(本位貨幣)への兌換性・同一性が保証されている必要がある。 https://ja.wikipedia.org/wiki/信用貨幣これによれば、信用貨幣とは、本位貨幣との兌換性をもつ、またそのことによって価値が保証される貨幣のことだ。本位貨幣とはもちろん、貴金属硬貨、商品貨幣の一種だ。 その平価に相当する一定量の貴金属を含み、実質価値と標記額面との差の無い貨幣のことである。 https://ja.wikipedia.org/wiki/本位貨幣この意味において、今現在、信用貨幣は存在していない。貨幣を発行する中央銀行は
この Web サイトを使用すると、より良いサイト エクスペリエンスを確保するために Cookie ボックスの使用に同意したことになります。 → Got it 英ダービーは宣伝不足?イギリス競馬は日本競馬から「宣伝手法」を学ぶべき イギリス競馬の新しい広告キャンペーンが始まったが、YouTubeでは早くも不発気味。新たな競馬ファンを獲得したいのならば、日本競馬を見倣い、『競走馬』を主役に押し出したプロモーションを行うべきだ。 2025 06 03 デイヴィッド・モーガン 2007年6月2日、フランキー・デットーリ騎手のオーソライズドがエプソムの坂を駆け上がり、ダービーを制した日のことだった。かすみがかった夏の夕方、暖かな光に包まれたエプソムダウンズ競馬場を後にする、竹馬の曲芸師として働く若い女性に話を聞いた。 「初めてのダービーデーはどうでしたか?」 「最悪。ここの民度は最低でした」 銀色の
We’re on a journey to advance and democratize artificial intelligence through open source and open science. 本記事では、現在のコーディングエージェントの自律性をSAEの自動運転レベルのアナロジーに当てはめます。巷で呼ばれている名称を参考に、「エディタ型」「CLI型」「自律型」という3つのタイプを示すキーワードを用意しました。 エディタ型(GitHub Copilot, Cursor)自動運転レベル: レベル2(部分自動化)開発者の関与: 常に監視し、いつでも介入可能。リアルタイムに差分確認・承認・修正動作環境: エディタ内重視する価値: 安全性 - 全ての変更を制御可能CLI型(Claude Code, Codex CLI)自動運転レベル: レベル3(条件付き自動化)開発者の関与:
イエラエセキュリティの顧問を務める川口洋が、イエラエセキュリティを支える多彩なメンバーと共にゲストを他社からお迎えし、サイバーセキュリティやサイバーリスクの今を語り合う座談会シリーズ、第5回をお送りします。 川口洋氏は、株式会社川口設計 代表取締役として、情報セキュリティEXPO、Interop、各都道府県警のサイバーテロ対策協議会などで講演、安全なITネットワークの実現を目指してセキュリティ演習なども提供しています。2018年からはサイバー攻撃をゲーム感覚で楽しむプロジェクト「Micro Hardening」で全国ツアーを開催するなど、サイバーセキュリティに関するコミュニティ活動にも長年貢献してきた人物です。 今回の座談会に登場するのは、イエラエセキュリティ高度解析部に所属する三村聡志、白木光達、安里眞夢の3人のメンバーです。 通常、キャリア採用の窓口しか設けていないイエラエセキュリティ
近年のアメリカの政策関係者間での懸念材料の一つに、外国貿易と産業政策がアメリカ国内の製造業の健全性と強靭さにどのような長期的な影響を与えるかというものがある。トランプ政権とバイデンバイデン政権は、弱点となっているアメリカの製造業に対処しようとしている。トランプ政権は2018年と2019年に中国からの輸入品に数千億ドルの関税を課し、バイデン政権も今年の5月になって追加の関税対象を発表した。11月の大統領選で誰が勝っても、アメリカの政策立案者の間でこうした貿易への関心は続くことは明らかであり、実際こうした関心は世界中に広がっている。 しかし、アメリカが世界の最後の消費者としての役割を果たし続ける限り、つまりアメリカ以外の世界の貿易黒字の半分を吸収するだけの貿易赤字を抱え続ける限り、アメリカの製造業が全体的に復活する可能性は低いだろう。なぜなら、貿易不均衡と製造業の強さに関しては、世界規模でのパ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く