アサヒグループホールディングス(以下、アサヒGH)が9月29日にサイバー攻撃を受けたことを発表してから2カ月以上がたったが、いまだにシステムは正常に稼働していない様子だ。11月27日に行われた勝木淳志社長による記者会見では、物流が正常化するのは来年2月ということだ。 アサヒの被害拡大の大きな要因 少ない対外発表情報 この会見は、今回のサイバー攻撃に関する対外発表の第4報になる。 サイバー攻撃に関する対外発表で、多くの人が期待するのは「我が社のシステムは大丈夫か」という不安に応えることだ。欲しいのは被害の端緒となった事象や原因についての説明だろう。 アサヒGHの発表はこれに応えていない。アサヒGHにはGlobal Head of IT and Transformationという肩書を与えられた執行役員がいるようだ。この執行役員がITの統括責任者として、社長に代わって説明すべきだったと思うが、

