筆者は長年、テック業界のイノベーターとクリエイターの橋渡し役を行ってきた中で、ネット上の存在感と対価のバランスを取ることが、いかに難しいかを実感してきた。起業家やビジネスリーダーは、コンテンツを目立たせて収益化し、コントロールを維持しようとしている。そんな中で、人工知能(AI)システムが無断でそのコンテンツを利用して、報酬やクレジットを与えない現状に対して懸念を強めている。 だからこそ、先日のCloudflare(クラウドフレア)の発表は衝撃的だった。インターネットのインフラを支える重要企業のひとつである同社は現在、AI企業のクローラーをデフォルトでブロックする仕組みを、すべての新規顧客に提供している。 これは、サイト運営者が明示的にブロックしない限りクローラーがアクセスできるという従来の仕組みを根本から覆すものだ。この措置によって今後はAIシステム側が「アクセスの許可を求める」必要がある

