子育てをしながら仕事をしている、あるいはこの先仕事をしたい……。状況はさまざまでも、子育てと仕事のバランスに悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。フリーアナウンサーの赤江珠緒さんは、パーソナリティー歴11年目にラジオ番組「赤江珠緒たまむすび」の終了を決意しました。番組の人気が絶頂の時期にキャリアを立ち止まり、子育てを選んだ赤江さん。多くの親が悩む子育てと仕事の両立について、赤江さんの思いを聞きました。※前半<小2の母・赤江珠緒に聞く“子育て全振り”生活「PTA役員は、今しかできない潜入取材のようで楽しい」>から続く

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仕事が「止まらない」なかで、まる2年間悩みました
子育てと仕事のバランスを「ソフトクリーム」に例えると? 近所に買いものに行くことすら新鮮です

仕事が「止まらない」なかで、まる2年間悩みました

――子育てとキャリアの両立はつねに悩ましいものです。赤江さんは、どうやって答えを出しましたか?

 実際にラジオ番組の仕事を終了するに至るまで、相当悩みました。「仕事やめようかな」「いや、でもここを乗り切れればもう少しラクになるかもしれない」なんて、2年間ずっと悩んでいました。

 これは私の持論なのですが、「どうしていいかわからない」と自分で決められないときは、まだ「悩みきれていない」ということだと思うのです。私は、悩んでいるときを「自分の中で弓を引いている時期」ととらえるようにしています。じゅうぶん悩みきると、矢は自然にパーンと飛んでいく。すると、どんな結果になっても後悔はありません。

――2年間も……。その間、つらかったですね。

 そうですね。そのころは忙しすぎて、日々の仕事を回すのが精いっぱい。最後のほうは、夜、寝かしつけで子どものたわいもない話を聞きながら「明日のゲストにはどんな質問をしよう」なんて考えていて、「お母さん、聞いてないな」と子どもが悟ってしまうくらい。仕事が「止まらない」状態でした。

 でも、悩むことがよくないことでは決してないと思うのです。悩んでいる自分を俯瞰(ふかん)で見たらなんだかとてもジタバタしている。そんな自分を「おお、苦しんでる、苦しんでる」とおもしろがっている自分も、どこかにいるのです。

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三宅智佳
編集者・ライター 三宅智佳

編集者、ライター。出版社で女性誌の編集を経て、フリーに。ファッション誌や書籍を中心に活動、現在は「AERA with Kids」誌面の編集・執筆を多く手がけるほか、WEBでも子育てや教育分野、著名人インタビューなど精力的に執筆を行う。生活まわりのグッズや本紹介も得意。

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